精巧に作られた、ライオンや馬、ニワトリなどのオブジェ。まるで彫刻のようですが、すべて折り紙だというのだから驚かされます。
制作したのは、ベトナムの折り紙アーティスト、ホアン・ティエン・キューエット(Hoang Tien Quyet)さん。
子どものころから折り紙が好きで、大人になった今でもその情熱は冷めることがなく、作品づくりへと生かされているようなんです。
【命が吹き込まれてます】
ホアンさん作品のモデルとなるのは、おもに動物たち。哺乳類から鳥類まで多岐に渡っていて、今にも動きだしそうな躍動感に魅入られます。
空を仰ぐヒツジや寄り添い合うペリカン、こちらを威嚇するかのように見つめてくるバッファローなど、すべての動物たちが命が吹き込まれたかのように存在していて、折り紙だということを忘れてしまいそう……!
これらの作品は、公式サイトのほか、インスタグラムやフェイスブックでも鑑賞可能。YouTubeチャンネルも設けられていて、作品ができあがるまでの過程も知ることができます。
手足やしっぽなど、細部に至るまで再現されているので、ぜひ隅々までご覧になってみてください。
【仲間との出会いがいい刺激に】
幼かったころ平らな紙が3D化されていく姿に魅了されて以来、ずっと折り紙に没頭し続けてきたというホアンさん。
はじめのころは1人で折っていましたが、ベトナムに折り紙グループがあることを知ってからは、同じ情熱を燃やす仲間と出会えたとのこと。刺激を受けることで、自分ならではの個性を出せるようになったといいます。
バラの花など、動物以外のモチーフも素晴らしいので、お気に入りの作品を見つけてみてはいかがでしょうか。
参照元:HOANG TIEN QUYET、Instagram @htquyet
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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