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みなさん、リンゴのコンポートってお好き? 私(筆者)はだーいすきなのですが、あれ、ちゃんと作ろうとすると手間がかかるんですよねえ。しかも長時間にわたって火にかけるからガス代が気になるし、なのに時には焦げちゃうし。1時間半もトロトロ煮たあげくに焦げついてしまったときにゃあ、「焦げがおいしいんだもーん」とか開き直って完食しますけどね。

ズボラな私が失敗知らずで作れるお手軽コンポートはないか…… 長年そう考えていたのですが、先日発見しちゃいました。ええ、怪我の功名で。世紀の大発明的なレシピじゃないかと思うので紹介します。

■ことの発端は、失敗にあった!

ことの発端は、リンゴを冷凍庫に入れちゃったことにありました。あれは……忘れもしない10月3日の夜のこと。仕事上のミスが重なり、帰宅がとっても遅くなって、とぼとぼと道を歩いていたら背後から声が聞こえたのです。
「お嬢さん、今ちょっとお時間、いいですか」
まあ、あんまり暇じゃなかったけれど、というか誰かとお話したい気分ではなかったけれど、アラサーの私を「お嬢さん」と呼ぶのはどんなダンディ男性かと思って振り向いたわけです。するとそこにいたのは……

って、こういう変な前振り、イラナイですよね。すみません、すみません。あまりに作り方が簡単なもので、ちょっと粉飾してみようかと。このまま続けたらリンゴが冷凍庫にたどりつくまでに5記事くらいかかってしまう。とにかく、うっかり冷凍庫に入れちゃったってだけ。失礼しました。

■「凍らせリンゴ」の作り方

作り方は超簡単です。レシピ的に記述するまでもないのですが、Twitterで簡単に紹介できちゃうレベルの超簡単レシピなので、あえて最大限に“盛って”記述してみますよ。

<材料>
・リンゴ 1個
古くても新しくても良いです。記者は最初、生で食べたらマズいことがわかりきっているリンゴを使いました。古いリンゴも凍らせるとおいしく食べられます。

<必要なもの>
・冷蔵庫の冷凍室
・包丁
・皿

<作り方>
1.リンゴを洗う。リンゴの皮は皮ごと食べるので、念入りに洗ってください。
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2.リンゴを冷凍庫に入れて一晩置く。
3.リンゴを冷凍庫から出して室温で解凍する。蜜がたれる時があるので、皿にのせて解凍するといいですよ。冷凍庫から出すと、リンゴの周りに霜がばーっとついてくるのが楽しいです。洗うと、水滴が凍ります。
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4.完全に解凍したらできあがり! 皮付きのまま、包丁で切り分けて食べます。
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ふう。最大に盛って書くとこんな具合ですが、簡潔に書くと「リンゴをよく洗って丸ごと冷凍してから解凍する」ってだけ。むっちゃ簡単。なのに、リンゴのシャリ感は残りつつ、皮と実の色味も美しい絶品スイーツになっちゃうわけです。コンポートよりもちょっと固いけれど、リンゴの甘さが最大限に生かされてます。

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ちょっとシナモンパウダーでも振りかけてみたら、もう大変。「わたくし優雅なティータイム中ですのよ」と上品な気持ちすら噴き出してきちゃいます。シナモンパウダーに加えて、アイスクリームやヨーグルト、ミントを添えたりすれば、おもてなしスイーツにだっていけちゃいそうな佇まい。ラムレーズンをトッピングするのもいけます。
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冷凍庫にリンゴを入れるという失敗から産まれた絶品スイーツ。これはパンをうっかり放置しちゃって発酵する技術を見つけた人や、煮た大豆を俵に詰めてうっかり納豆を作っちゃった人、発酵中のワインを瓶詰めにして放置してたらシャンパンを発明しちゃった人に並ぶ、大発明なんじゃないでしょうか。(冗談です)

とにかく、手軽く新食感が楽しめる凍らせリンゴ。ぜひ試してみてくださいね!

執筆=山川ほたる (c) Pouch