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「バーベキュー場で肉を焼くようなリア充女子になりたかったね」

上記のセリフは、記者(私)と大親友の史織ちゃんが会うたびに交わす、「非モテ・非リア女子」の悲しい合言葉のようなものです。

ところがある日。「バーベキュー場でラーメン作ろうよ!」と、史織ちゃんから連絡が。

ま、まさか私たちにバーベキュー場デビューする日が来るなんて!! ……でも、ラーメン? 肉焼くんじゃなくて? と疑問に思い尋ねてみたところ、どうやら太陽光で発電をする屋台を手に入れたらしい。

「屋台だからラーメンなんだよ! 肉焼かなくても、きっとリア充感でちゃうよ!」との言葉に後押しされた記者。

ということで! バーベキュー場でラーメンを作り、女ふたりだけで仲良くラーメンパーティをしてきましたよ!

……と、ご報告したいところなのですが、無理です。なぜかというと、イケメンの登場により、女の友情は脆くも崩れ去ることとなったからです……。

【バーベキュー場でラーメン作り開始。イケメンの登場でハシャギだす史織】

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太陽光発電屋台は想像していたよりもオシャレ。美しい赤色の塗装にシンプルなデザイン。屋台というよりラーメン屋さんのカウンターの一部を切り取った感じ。

ちなみに、太陽光発電屋台でありながら、調理場には火を起こせる部分や、炭で網焼きができるコンロがついていて、この調理場で付属の発電鍋を使ってお湯を沸かせば、昼間は太陽光と発電鍋、夜や雨の日は発電鍋による発電ができる仕組み。

直流電源を交流電源に変換するインバーターもついているので、携帯の充電はもちろん、テレビを見ながらだって屋台が楽しめちゃうみたいです♪ (※ソーラー発電でつくった電気はそのままだと家電には使えないけど、インバーターが使えるように変換してくれる。もっと簡単にいうと、「ふつうに使えるコンセントがついてるよ!」ってことです)

「詩織、あんたいいもの手にいれたじゃない。これいくら?」

発電鍋が2つセットで約30万円! 緊急事態で電気が止まっても、これ持ってれば安心でしょ♪」

そうだ。詩織の家が金持ちだったの忘れてた。チェッ……(舌打ち)

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大親友の史織と記者は、「美味しくできるかな~♪」などと言いながら仲良く準備を開始。しかし突然、「ねぇ……」と耳元で史織に言われた記者。彼女の視線の先をみると……。

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なんかゴミ箱の陰からこっち見てる人がいる!!!!!

怖がる史織をなだめる記者。すると、どうやら私たちの視線に気が付いたのか、例の不審者がこっちに近寄ってきた!!!!!!!!!!!

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でも、

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あれっ……?

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ちょっと待てよ! イケメンやないか!!!!!

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「君たち何してるの?」とイケメンに尋ねられた瞬間、「ラーメン作ってるんです! よかったら食べて行ってください!」と満面の笑みで答える史織。

お前さっきまでメッチャ怖がってただろ! しかもなんだよ……今日は女ふたりだけで楽しくラーメンパーティーするんじゃなかったのかよ!! 許せない! 私より先にイケメンと会話したことが許せない!

こうなったら、「『どっちの作ったラーメンが美味しいか』をイケメンに判断してもらい、勝った方が連絡先を交換する、女同士のガチバトル」開始だ!

【ラーメン作るよ!】

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「いいか、お前は今から私の敵だ! 容赦しねぇからな!」とマジ切れする記者を冷ややかな目で見つめる元・親友の史織。

「っていうか何でラーメンの具におでん選んでんだよ! しかも具になりそうなのソーセージだけじゃん! 玉子くらい買えよ!」と記者。「玉子買ったら半分に切らないといけないし……」と史織。「はぁ!? 包丁がある……あっ!」と記者。「うん。ないんだよね」と史織。料理するのに包丁を用意しないところが私たちのモテない理由!(の中のひとつ!)

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「とりあえず切るもの必要だからカッター貸して(※)」との記者の要望に、

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「(まじかよ……汚いだろ……)」と言いたげな顔をする史織。(※使用する際は殺菌消毒しております)

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なかなかお湯が沸かないので、火を起こすため記者がウチワで扇いでいると「ウチワはタテに使うんだよ。変わって」と史織。

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「イイ女ぶるんじゃねぇぇぇぇぇ!!!!」と猛烈に拒否する記者。

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なんとかお湯が沸いたので、麺を入れ直ぐ解そうとする記者に「もう少し待った方が……」と史織。

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「イイ女ぶるんじゃねぇぇぇぇぇ!!!!」と猛烈に拒否する記者。

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麺を器に入れた後にスープの元をぶっ掛けたら「お湯で溶いたあとに麺入れるんだよ!」と割とマジで笑われたので割とマジで不機嫌になる記者。(ちなみに、もったいないのでおでんの汁もラーメンのスープに投入しました

その後、史織にバトンタッチ。麺を茹でるところからスープ作りまで完璧にこなす彼女。

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さてここでカッターの出番(※)! ……あ、史織ちゃんに何かするわけではありません! ラーメンの具を切るだけです!(※殺菌消毒済み)

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史織が選んだ具は、がんもどきとウインナー巻き。

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記者が選んだ具は、もち巾着とウインナーと史織が残したウインナー巻きの一部。それぞれトッピングして出来上がりです! 

【ラーメン完成! イケメンの評価は如何に!?】

史織のラーメン。タイトル『いい奥さんになっちゃうよー><』
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記者のラーメン。タイトル『愛のむきだし』
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まず、史織の『いい奥さんになっちゃうよー><』に手をつけたイケメン。
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次に、記者の『愛のむきだし』に手をつけたイケメン。
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結果は……
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記者の惨敗。
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「何が『いい奥さんになっちゃうよー><』だぁぁぁ!!!! イイ女ぶるんじゃねぇぇぇぇぇ!!!!」と激高する記者。余裕の構えな元・親友、史織。

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女の友情が崩れ去ったのは分かりましたが、その後イケメンと史織がどうなったのかは分かりません。残った『愛のむきだし』は、「愛をむきだしたのが間違いだった」と半泣きになりながら記者が責任を持って完食いたしました。

参照:ワンダーワゴン100(発電する屋台)

出演・執筆・むきだしの愛=シマヅ/出演=史織、NOBU/撮影=める、スタッフ=篠宮 (c)Pouch

▼た〜んと、 め し あ が れ ♪( おい、汁がこぼれてるぞ!)
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