ティム・バートンといえば、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』『シザーハンズ』『チャーリーとチョコレート工場』など鮮やかなヴィジュアルと奇妙と愛嬌がミックスされたキャラクターで日本でも人気のある映画監督です。日本のカルチャーにも精通しており、怪獣好きというのも有名ですよね。
そのティム・バートン監督の無名時代から今までの作品の数々を見ることができるスペシャルな展覧会が2014年11月1日から、六本木ヒルズ・森アーツセンターギャラリーで開催されています。その名も「ティム・バートンの世界」。すでに土日は朝から行列ができるほどの大人気!
米・NY・MOMAで開催された「Tim Burton展」が80万人を集め、MOMA史上3番目の入場者数という記録を作ったティム・バートン監督。それから数か国を巡回しいずれも大成功を収めました。そして2014年、プラハよりスタートした世界ツアー「ティム・バートンの世界」は、MOMAの「Tim Burton展」ではお披露目されなかった作品150点を含む約500作品が日本に上陸です。
【いきなり感動しまくり! 天才の技!】
「ティム・バートンの世界」の内覧会に突入し、ティム・バートンの頭の中をのぞいてきました。「ティム・バートンの世界」は、テーマ、モチーフ、プロジェクトに分けてセクションを設けて、バートン監督の芸術がより深く理解できるような構成だそうです。
まず惹きつけられたのは、小さな紙に描かれたスケッチ。これが紙ナプキンだったり、ホテルのメモだったりするんですよ。人に見せるために描いたわけではなく、ただサラサラっとアイデアをメモったそうですが、そのクオリティたるや! やはり天才! いきなり腰を抜かしそうになりましたよ。彼は自宅のアトリエだけでなく、世界中どこにいても何かを描いているのです。
【おなじみのキャラの展示も】
また人間か動物か虫かわからない謎の生命体のようなキャラクターがたくさん登場するのもバートン監督の持ち味。「ティム・バートンの世界」でも3クリーチャーズという大中小の展示物が見られます。もちろん、映画の人気キャラクターのイラストや展示物もいっぱいですよ。色鉛筆で描かれた『シザーハンズ』のエドワード、水彩とパステルで描かれた『マーズ・アタック!』の異星人、『チャーリーとチョコレート工場』のウンパ・ルンパの展示もありました。おお、ウンパ・ルンパ~! 懐かしい友人に再会した気持ちに。
ポラロイドの写真シリーズは幻想的でダークな美しさ。実現できなかったプロジェクトを見れば、バートン監督のクリエイターとしての足跡を垣間見ることができます。監督デビュー前の8ミリ作品などの上映もあり、何時間もかけてじっくり見たいし、必ず「この絵、欲しいんですけど」と言いたくなるものに出逢えるはず。
【オリジナルグッズも充実!】
「ティム・バートンの世界」を出ると、そこに広がるのはおみやげショップ。これまたオリジナルグッズが大充実! お菓子から、ポストカード、フィギュア、Tシャツ、ストラップなどに加え、もちろん「ティム・バートンの世界」の公式カタログもあります。記者(私)もついつい可愛いメモ帳を購入してしまいましたよ。
また「ティム・バートンの世界」を盛り上げようと、六本木ヒルズがティム・バートン一色になっています。各レストランではコラボメニューを展開していますし、12月2日から25日までスカイデッキにて「天空のクリスマス2014 featuringティム・バートンの世界」も開催。ちょっと変だけど、可愛いかったり、美しかったり、行けばハマるよ「ティム・バートンの世界」! これを見てから映画を見るっていうのも楽しいかもしれませんね!
「ティム・バートンの世界」
2014年11月1日(土)~2015年1月4日(日)
会期中無休
11:00~22:00(土日祝は23:00まで)※最終入館は閉館の30分前
森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ52階)
参照:公式サイト
(c)This exhibition is organized by Jenny He, Independent Curator, in collaboration with Tim Burton Productions.
館内撮影・執筆=斎藤 香 (c) Pouch
▼おまけ画像〜♪
▼以下オフィシャル画像より
デビルドッグ2014年38.1×40.6×38.1cm ミクストメディア(c)2014 Tim Burton
無題(『シザーハンズ』)1990年 27.9×22.9cm ペン・インク・色鉛筆・紙(c)2014 Tim Burton
無題(『ロミオとジュリエット』)1981‐1984年頃30.5×40.6cmペン・インク・マーカー・色鉛筆・紙(c)2014 Tim Burton
▼グルメもあるよ
店名「レストラン マドラウンジ」より
店名「エッグセレント」より
店名「シャポーマルゴ」より
店名「麻布 久徳」より
コメントをどうぞ