不幸なことや邪悪なこと、不謹慎なことが大好きなアダムス・ファミリー。その長女であるウェンズデーがもしも卓越する推理力を持つ超能力少女だったら……?

今回ご紹介するのは、鬼才ティム・バートン監督による新解釈のアダムス・ファミリーです。問題を起こして、両親の母校に編入したウェンズデーが、学園で起きる超常現象の謎に迫っていきます。

毎週金曜は各配信サイトで観られるオススメ作品を紹介する日。

今週もよく頑張った……週末はおうちでゴロゴロしながら、Netflixドラマ『ウェンズデー』を観て、カウチポテトになっちゃお〜!

【あらすじ】

弟・パグズリーをいじめた生徒を懲らしめるためにとんでもない騒動を起こしたウェンズデーは退学に。

不本意ながらも両親の母校であるネバーモア・アカデミーへ編入しますが、案の定、ルームメイトや他生徒と対立したり、何者かに命を狙われたりとトラブル続きです。

そんな中、謎の怪物が生徒を襲う事件が起こります。さらには、ウェンズデーらしき少女が学園を滅ぼすことを暗示する絵まで出現したほか、父ゴメズが殺人犯であるという疑惑まで……!?

興味を抱いたウェンズデーは、すべての謎を解き明かすことを決意するのです。

【ココが見どころ!】

<その1:ウェンズデーの魅力にドはまり!>

モノクロ×ゴスファッション×オカルト小説を愛する孤高の人・ウェンズデー。

いつも無表情で不穏なことしか言わないし、いじめっこを懲らしめるためにプールにピラニアを放つ(!)サイコパスでもあるけれど、誰に何を言われようと決してブレない芯の強さにいつの間にか魅了されてしまいます。

いつなんどきでも「私は私」と自分を肯定できるところも最高〜!

また、ウェンズデーを演じたジェナ・オルテガさんの圧倒的目力と佇まいはウェンズデーのイメージとぴったり。

ちなみに、ジェナさんはホラー映画『ザ・ベビーシッター キラークイーン』、『X エックス』、『スクリーム』などにも出演。ホラー作品の常連としても知られています。

<その2:人狼イーニッドちゃんとの友情が尊い>

吸血鬼、人狼、セイレーン、ゴルゴンといった個性豊かな生徒たちが集う学園、ネバーモア・アカデミー。

ひょんなことからウェンズデーのルームメイトとなった人狼・イーニッドは、カラフルなものやイマドキな音楽、SNS好きでウェンズデーとは正反対! でもなぜだかふたりはウマが合っていて、やがて唯一無二の親友になるんです。

ケンカをしてもちゃんと仲直りをするふたりが尊すぎて、もはやふたりの友情を愛でるためだけにドラマを観たくなるレベル。モノクロ×カラフルなふたりの名コンビぶりにぜひ癒やされて……!

<その3: “ゴシックホラーなハリーポッター” みたいな世界観>

衣装、美術、ストーリー……全編通してゴシックでホラーな雰囲気が漂う本作。

『アダムス・ファミリー』の要素をしっかり取り入れつつも、全寮制の学園もの×超能力×怪物という世界観が『ハリー・ポッター』シリーズを彷彿とさせます。

また『ハリー・ポッター』といえば、生徒のみならず先生の存在感もすごいですが、本作も負けてない! 元祖・ウェンズデーを演じたクリスティーナ・リッチさん演じる寮母など、クセ強めな面々がそろっておりますよ~。

【ウェンズデーの底知れぬ魅力に浸ろう♪】

ティーン向け作品やファンタジー、ミステリーが好きなら、きっと作品世界にハマるはず。

また、2人の男子のはざまで揺れ動くウェンズデーハンドの活躍っぷりなど、魅力を挙げればキリがありません。

1話あたり約50分&全8話と週末のイッキ見にも打ってつけ! 「ウェンズデー」の新たな魅力に触れたい人はぜひ。

■今回紹介した作品

Netflixドラマ『ウェンズデー』(原題:Wednesday)
2022年11月23日より独占配信中

※カウチポテトとは:ソファや寝椅子でくつろいでポテトチップをかじりながらテレビやビデオを見て過ごすようなライフスタイルのこと。

執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:© 2022 Netflix, Inc. 、VLAD CIOPLEA/NETFLIX