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先日、香港に行ってきました。空港を出て最初に目についたのは、もう目が回るほどの高層マンション群。以前にPouchでも香港の超高層マンションの内部の様子を紹介しましたが、今回、香港人や香港に詳しい人から衝撃の事実を聞いちゃった! すごすぎる香港の住宅事情が判明したので紹介します。

◼︎超高層建物数は香港が世界一! 人口密度も世界一クラス!

高層マンション群を見ると、その高さだけでなく細さにもびっくり。鉛筆みたいにひょろーっと細い建物がいっぱい。香港には地震がないらしくこういう構造でも大丈夫なんだそうですが、地震の国出身の記者からすると、ぐきっと折れちゃいそうで心配になる細さ。下から見ると、天に突きささりそう。

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高さ100メートルを超える超高層建物の数は、世界の主要25都市のなかで香港が最高数の約530棟(2008)。東京は世界2位で約320棟ですが、東京の面積は香港の2倍なので、面積だけ考えても香港の超高層建物が密集しているとわかります。

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人口密度も、一番高い地域になると1平方キロメートルあたり5万4500人になるのだとか。東京で一番人口密度が高い豊島区、中野区は2万人ほどらしいので、過密さが際立ちます。

◼︎賃貸料も高い……からこその、驚きの解決法!

それで家賃が安いのであればいいのですが、まったくそうではないのです。香港の平均月収額は15万程度らしいのですが、それに比べて家賃がバリ高! 古い50平米、2Kの家の家賃がだいたい15万円もしてしまうとのこと。それを解決する香港人の知恵が3つ。

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1. いつまでも両親と同居
50平米、2Kくらいの家に2人で住んでいたら、収入がまるまる家賃に消えてしまう! ということで香港の人々がとるのが両親と同居すること。香港人の知人曰く、結婚しても両親と同居する人も少なくないんだとか。広い家ならまだしも、50平米の家に義両親と暮らすのって、気を使いそうな……

2. 2段ベッド、3段ベッドを大活用。しかも幅が細いものが売られている
子どもの頃に2段ベッドを使っていた人や、2段ベッドに憧れていた人は多いかも。香港では大人になっても2段ベッドを使っているんだとか。2段ベッドを2台入れて、1つに夫婦が、もう1つに子どもたちが寝たりすることも一般的なのだそうです。

香港人の知人は、「2段ベッドの上が自分のマイルームだった」と言っていました。小さいスペースでやりくりするスキルがあがりますね。

3.家賃を確保するために共働きをし、子育てや家事は住み込みのメイドさんにお任せ
家賃が高くたって、バリバリ働くなら大丈夫! ということで、夫婦だけで暮らして家賃を稼ぎ出す人たちもいます。子供が生まれても、すぐに復帰。家事や子育ては、フィリピンやマレーシアなどから出稼ぎにきているメイドさんに全部やってもらいます。

メイドさんの賃金は月額5万円くらい。平均的な月収でもメイドさんへの支払いよりも稼げるので、ごく一般家庭でもメイドさんをお願いすることができるんだとか。メイドさんは住み込みが基本なので、狭い家がさらに狭くなってしまうと思うのですが……。なんだかいろいろと考えさせられます。

「日本の住宅は狭すぎる」なーんて聞かされて育ったのに、上には上がいるもんです。けどね、人々はビルの谷間の本当に小さなスペースでバスケをしていたり、特に香港島の方にはわりと緑があったりして、隙間スペースを有効活用しているようでした。住めば都、なのかもしれません。

写真=中澤俊彦 執筆=FelixSayaka (c) Pouch

▼どこを見ても鉛筆マンション!▼

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▼薄いタイプもたくさんあります!▼

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▼天に突き刺さりそう!▼

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▼こんな感じの古いマンションで2Kで家賃15万円くらい▼

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▼約51平米、2部屋1リビングで販売価格約5700万円! わりと古いのに高い!▼

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▼28平米、ワンルームで賃貸料約98,000円。約47平米、2部屋1リビングで1約80,000円。@九龍半島のチムサーチョイ付近の不動産屋さんにて。▼

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