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日本最大手、地図制作会社「ゼンリン(ZENRIN)」が、非常に興味深いウェブミュージアムを設立した模様です。

その名も「ゼンリン・バーチャル・ミュージアム(ZENRIN Virtual Museum)」、なんとこちらでは、デジタル化された国内外の地図を、江戸開府以前にまで遡って(!)楽しむことができるんですって。

公開されているのは、北九州市小倉にある「リバーウォーク北九州」14階「ゼンリン地図の資料館」所有の貴重なコレクションを、デジタルアーカイブ化した地図の数々。

【見どころ満載な “古地図” ラインアップ☆】

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企画展示「時空を超えた地図の旅」に、東京「お茶の水」や小倉の街、その過去と現在を地図で見比べることができるコーナー、「住宅地図で時の旅」。さらには1980年代まで実際に行われていた、「手書きによる地図作り」を見ることができるコーナーなど、見どころ満載。しかしながら、その中でも断トツで注目度が高いのが「公開地図一覧」だと、記者は思うの。

【江戸開府から昭和後期まで網羅した “公開地図一覧” 】

「江戸開府前」「江戸期」「明治期」「昭和前・中・後期」と、古くは400年以上前にまで遡って眺める世界、そして我が国日本は、必見。

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【書かれた地名もぜひよ~く見てみて!】

特に日本においては、過去へ行けば行くほど、現代の地図のそれとは様相が異なってゆく点がたまらないッ。地図をダブルクリックすると(こうすることでズームアップします)、書かれた地名がよくわかりますので、ぜひ隅々まで見ていただきたいところです。

【当時の戦況・戦災を書き示した “戦争関連図” も】

一見ポップアートにすら見える地図が、時代が移り変わるごとに詳しく緻密になってゆく様、また当時の戦況や戦災を知ることができる「戦争関連図」などもあって、興味は尽きません。地図は、世界そして日本という国を知るうえで欠かすことのできない資料である。そのことを、改めて実感します。

古地図が大好きなことで有名なタモリさんも、きっと前のめりになって興味を示すこと必至!? 地図制作会社ならではな貴重な資料の数々を、お家にいながら存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。

参照元:ZENRIN Virtual Museum
執筆=田端あんじ (c)Pouch