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小さい頃にお母さんからもらった100円玉を握りしめて、駄菓子屋へ出かけた記憶、みなさんにもあるのでは? ゼリーやおかきに糸引き飴など、今日はどれにしようかとわくわくしたあの頃。

駄菓子は高級ショコラやスイーツとは異なるチープな味です。でも思い出がぎゅっと詰まっているからこそ、時々食べたくなっちゃうんですよねぇ!

そんな駄菓子は国内だけでなく、世界にも存在します。先日訪れた台湾でも、心ときめく駄菓子屋を発見しました。レトロ可愛くて、カラフルなラインナップにわくわく!!

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記者(私)が訪れたのは、台湾映画「悲情城市」やジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台になったと言われる「九份(きゅうふん)」。台北市内から約30kmほど離れた山あいの町です。数奇な運命を経て、現在は多くの人々が訪れる人気の観光スポットとして知られています。

町の一帯に吊るされた提灯が、夜になると灯りを灯す光景はとても幻想的。また、レトロ感あふれる街並みも情緒たっぷりです。

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食堂やお土産店が並ぶなか、目に留まったのが駄菓子屋でした。キャンディーのガシャポンに、古めかしい仁丹の広告……! 店内に足を踏み入れると、駄菓子で埋め尽くされています。台湾の駄菓子は、今まで見たことも食べたこともないのに、懐かしい感じがするのはなぜでしょう?

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ラムネにチョコに、ベビースターラーメン風のスナック菓子あり、日本の人気チョコ菓子「ブラックサンダー」を思わせるパクリ菓子あり。キャンディーの種類もたくさん。

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豆なのか、うずらの卵なのか? よく分からないナゾの黒い物体もありました。なんだかワクワクしちゃう!! 駄菓子の価格はひとつ5〜20TWD(約20〜77円)なので、たくさん買っても安心です。

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棒付きのビスケットやスナック菓子などを5点ほど購入したら、店員さんが「おまけ」と言ってチョコを2つくれました。台湾の人ってみんなとっても優しい!!

そんなわくわく感たっぷりの駄菓子屋も、現在はかなり少ないそうです。台湾出身の友人の話では「駄菓子屋はもうほとんど残っていない。買うとしたら、スーパーかな」とのこと。確かに国内でも、駄菓子屋ってほとんど見かけないような……。

海外を旅したときに、現地の駄菓子を味わってみるのもよいかもしれませんね。童心に返った気分で楽しめること、間違いなしですよ。

取材・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch