この夏、実家のある三重県に帰省してきた記者(私)。先日は紀北町の超ローカルフード「すいか棒」をご紹介しましたが、今回取り上げるのはコチラ。
和歌山県有田市にある果樹園で作られている「てまりみかん」!
コロンとした小粒のみかんが瓶詰めにされている姿がなんとも愛らしい! しかもこれ、農家のおばさんたちの手でひとつひとつ丁寧にむかれてシロップ漬けにされているという、非常に手間ひまかかった逸品。
帰省した際、伊勢神宮に隣接するおかげ横丁内で売っているのを見つけ、買って帰ってきましたよ!
【市場に出回らない3Sみかん】
それにしても、このみかん、本当に小さいです。お手玉ぐらいの大きさでしょうか。ふだん行くスーパーなどでも、ここまで小さいみかんて見かけないような……。
と思ったら、それもそのはず。「てまりみかん」として使っている有田みかんのサイズは3S。通常、市場に流通するサイズは2Sまでとされており、3Sは規格外のサイズ。
つまりは、生産側としては小さすぎて市場に出せない失敗作にあたるというわけ。ですが、皮が薄く甘さ抜群で、味はとっても美味。そこで考え出されたのが、これをシロップ漬けにした「てまりみかん」なんだそう!
【実際に食べてみた!】
買ってきた「てまりみかん」は冷蔵庫で冷やし、冷え冷えになった状態で食べてみました。
みかんとシロップが合わさった濃厚な甘さが口の中いっぱいに広がります。そして噛むとジュワ~っと果汁が出てきてジューシー!
サイズが小さいため、みかん1個をひと口でパクッと行く食べることも可能で、めちゃくちゃ贅沢な気分を味わえます……!!
【貴重な数量限定商品】
残念なのは、この「てまりみかん」は数量限定商品。その年の天候により製品量が増減する可能性があるので、いつ売り切れになるかわからないそう。見つけたら即買いがオススメです!
丸くてコロンとした紀州毬のような可愛らしさと、ギュギュッと濃縮された甘みがたまらない「てまりみかん」。現在のところ、販売元の早和果樹園のホームページからも購入可能。ひと瓶に7つ入り、税込700円です。保存料無添加なので、小さな子どもからお年寄りまで安心して楽しめるのもうれしいですね!
参考:早和果樹園
撮影・執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch
▼中にみかんがまるごと入っているのが見えるかな? ひと瓶7個入りが主体
▼大きさ比較。目薬とだいたい同じサイズでした。直径4cmぐらいでしょうか
▼ひとつひとつ手でむかれているため、こうした白い跡が残っていたりするのもご愛嬌!?
▼原材料はみかんと砂糖のみ!
▼和歌山の特産品「紀州てまり」から名づけられているそう。へぇ~!
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