皆さん、今日は何の日かご存じでしょうか? そう、「ふんどしの日」ですね!
……え、バレンタインデー? あーはいはい、そんな日でもありましたっけ(遠い目)。でも、これまで数々のふんどし記事をお送りしてきたPouchとしましては、2月14日はふんどしの日であることも強く強くこの世に提唱していきたいわけですよ!
でもさー、自分が履かずに「ふんどしいいよー」とも言えないじゃん? というわけで私(記者)、このたび実際に1週間ふんどし生活をしてみましたので、今回はそのメリットとデメリットをありのままにレポートしたいと思います。
【ふんどしが届いた!】
1月某日、Pouch編集部から届いた段ボール箱。その中には3着のふんどしが。さすが「おしゃふん」なる言葉もあるだけに、古典的なイメージのふんどしは一枚もない。袋に入っている状態だけ見れば、「ガーゼのハンカチかな?」と思うほどにかわいくカラフルです。
【でも、ふんどしってどうやって履くの……?】
そのままはくのはアレなので、水通しをしてから1週間ふんどし生活スタート!
……したものの、まず履き方がわからないという事態に遭遇。長方形の布から2本のひもが出た状態のふんどしを前に、いきなり途方にくれる私。とりあえずネットで確認することに。
まさか自分の人生において「ふんどし はき方」とググる日が来るとは思わなかったわ……。
【ふんどしにもタイプあり】
どうやら調べてみるとふんどしにも「六尺ふんどし」「越中ふんどし」「もっこふんどし」「黒猫」とさまざまな種類があるらしい。
その中で今回私が履くことになったのは越中タイプともっこタイプ。ネットで解説文と絵を見ながら体につけていきます。最初はちょっと手間取りますが、簡単なのですぐにやり方は覚えられますよ!
【1週間履いてすごしたみた】
で、ふんどし初体験のつけ心地はというと……気持ちいいーーーーーっ!!
素材は綿100%。薄いガーゼ生地っぽい感じなので、肌にふれてもとっても心地いいんです! イメージとしてはガーゼのハンカチをあてているのを想像してもらえればわかりやすいかと思います。
もうね、どうして自分はこれまでふんどしをしてこなかったのかと人生悔やむレベル。パンツでも綿100%素材はありますが、まったく肌に感じる柔らかさが違います。
が、しかし! そのまま半日過ごしていたのですが……寒い! 寒すぎるわ!!!!
生地が薄くて通気性がいいということは、もちろんスースーと寒くもなるわけで。いつ雪が積もってもおかしくないとような1月2月に、これ履いて生活するのキツい……。
私、もともとひどい冷え性なのに、ふんどしのせいでさらに腰やお尻が冷えてこごえることに。しかし、1週間履くと決めたからには気合で乗り切るしかありません。
【メリット&デメリット】
で、昨日1週間ふんどし生活を終えたわけですが、履き続けてメリットもデメリットも感じたので記してみましょう。
メリット
・肌にやさしい。体も心も心地よい気分になれる
・パンツのような締めつけ感がない。履いてないかのようなつけ心地で解放感がある
・パンツにくらべて格段に乾きやすく洗濯がラク。洗い替え入れても最低3枚あればOK
・「いま事故に遭って病院に救急搬送されて下着を見られたら医者や看護師に何を思われるか」を考え、自然と気が引き締まる。ちょっとした外出も油断できない。まさにリアル「ふんどしを締めてかかる」状態
デメリット
・トイレ時がたいへん。どうしても布やひもを外す感じになる。家の中ならまだしも外出時は手間がかかってイライラする
・お尻がスースーして心もとない気持ちになる。特に外出時はちょっと不安になるレベル
・とにかく冬は寒い。ただただ寒い。
【結論:オススメは「使い分け」!】
やはり自分が体験した以上、ただただ「ふんどしいいよー、みんな履きなよー!」とは薦められない。特に女性は冷え性多いし、冬に履き続けてたらマジで体壊してもおかしくない!
なので、いちばんのオススメは「使い分ける」ですね。「いつものパンツ」と「ふんどし」を時と場合によって使い分ける。夏の汗をかきやすい時期、生理前や生理後の肌が弱ってるとき、家でくつろぐときや寝る間をふんどしにするだけでも、ぜんぜん体も心も快適度が違うと思います。
とりあえず私は、今はこれにてふんどしはお休み。もう少しあったかくなったら、家にいるときと寝てる間にふんどし再開するつもりです。ちょっと手間ではあるけれど、あの心地よさと解放感はマジでヤミツキになるから!
皆さんもまずは1枚、かわいいおしゃふんを買うところから始めてみてはいかが?
撮影・執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch
▼こちら「越中ふんどし」タイプ。布をおしり側から前に持ってきて履きます
▼サイドで紐を結ぶ「もっこふんどし」タイプ。三角形になってて紐パンに似てる
▼こんなに長い! ガーゼのハンカチに似た生地でサラサラと心地よいよ!
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