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本日2月22日は、にゃんにゃんにゃんな猫の日! そこで、はじめての猫育てに挑戦中の記者(私)が「猫を飼ってから失った10のこと」を発表したいと思います。

1つ目は「映画の字幕」。テレビで映画を観ていると、かならずクライマックスに画面の中央部にででんと座るナゾの物体。そう、猫です。いい場面だと知っていてわざとやっているのだ。

すごく可愛いんだけど、特にうちの子は太いから字幕がほぼ見えない! 

この事態を避けるため、映画を観るときは片手で猫じゃらしをふりふり。我が家では映画のお供はポップコーンだけじゃなくて、猫じゃらしもついてきます。

【2. ハンドクリーム】

猫は人間に比べて嗅覚が鋭いので香水やアロマをやめましたが、どうやらハンドクリームも嫌みたいで、塗りこんだあとの手で猫を撫でたら、すごい顔で睨まれました。その後は「変な匂いにしやがって」と、せっせと私に自分の匂いをこすりつけてきました。

その出来事があってから、ハンドクリームをつけるタイミングがすごく難しいです。

【3. 旅行、帰省】

以前は好きなだけ実家に帰れて、気が向いたときにふらっと旅行に行けたのに、何日も家を空けることができなくなりました。

「猫は1泊くらいだったらお留守番できる」という猫の本もありますが、家の中でひとりきりでうろうろしてニャーニャー鳴いている猫のことを想像してしまうと……もう、こちらサイドが辛くてやってられない! 

【4. 広かったはずのベッド】

大きめのベッドを買ったはずなのに、誰よりも猫が場所を取っているのは我が家だけではないはず。しかも、自分だけ横になって寝るときもあるし、まくらも一丁前に使うし、せめて川の字で寝てくれよ。

端っこギリギリで寝る毎日に慣れてしまった自分もいます。

【5. お気に入りのブランケット】

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お母さん猫と勘違いしているのか、うちの子はふわふわしたものに目がないんです。この1年でひざ掛け、マフラー、ブランケット、半纏(はんてん)と、どんどん自分のものにしていくもふもふ収集家さん。

今日はついに電気毛布を奪われてしまいました。すごくうれしそう。

【6. 黒い服】

家にいるぶんには気にならないけれど、外出すると自分が猫毛まみれなことに気づきます。特に黒い服。あれはもうコロコロが追いつかないくらい、毛を吸着しているよね。

黒いタイツは出かける前にコロコロしても、知らないあいだに「すりすり」してつけ直されているようで、駅で毎回「!」ってなります。

猫を飼い始めてからは服を買うときも「猫の毛が目立つかどうか」という点も考慮に入れるようになりました。

【7. 掃除機と床用洗剤】

掃除機の音を猫が怖がるので、猫が寝ているときは掃除機の使用を諦めました。最近では、掃除を始めると食器棚の上に避難してくれるようになりました。

床も、洗剤は使わずマイクロファイバーで水拭きにシフト。これなら肉球に洗剤がつかずにすみます。

【8. 他の猫への浮気】

人間の場合、「匂い」で浮気がバレることは少ないのかもしれませんが、よそで猫を触ると100%バレてしまいます。ということで、うちの子以外は触らないように気をつけています。

【9. プライバシー】

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うちの猫は、常にどこへでも着いてくるストーカーニャンコですが、少しでもパパとママが見えなくなると「パーパー! マーマー! うわああああ!!!」みたいに大騒ぎします。

まさかトイレから「ママここにいるから!!!! ここにいるから〜!!!!」と絶叫する日が来るとは。しかも自分の子供にじゃなくて、猫に! 結局は「開けろ開けろ」とせがまれるので、トイレはオープン・ザ・ゲート状態です。

ちなみに、お風呂のドアも閉めていると「バシバシ」と叩いて侵入してくる荒くれ猫です。

【10. 寂しい気持ち】

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猫は言葉を話さないし、家事を手伝ってくれるわけでもない。猫を飼うと、今まで自分のペースや都合でできたことができなくなったり、ときとして諦めなければならないことも。

それでも、あんなにちいさなかたまりが自分のことを頼りにして「ぴたっ」と寄り添ってくれたとき、話しかけたらお返事してくれたとき、幸せそうな寝顔を見たとき。こんなに自分以外の誰かを愛おしいと思ったのははじめてでした。本当に幸せな気持ちになれるんです。

【得たことは数え切れない】

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猫を飼って失ったことは10ありましたが、得たことは数え切れないほど多い。ペットは責任がともなうと同時に、ますます可愛さと愛しさが倍増します。

お腹を痛めて産んでないし、そもそも別の種族なのにどうしてこんなに可愛いの? ほんと、猫って最高!!

撮影・執筆=黒猫葵 / 猫モデル=つーちゃん(c)Pouch