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修学旅行の思い出として筆頭に挙げられるであろうもの、それが「まくら投げ」。大人になってからは、そんな遊びができる機会もなくて、ちょっぴり残念……。そう密かに思っていたあなたに朗報です。

毎年2月下旬、静岡県伊東市において「全日本まくら投げ大会 in 伊東温泉」が開催されておりまして、こちらに出場すれば念願の「まくら投げ」を体験できるんですよぉ! 「まくら投げ」未体験というあなたも、これを機に、レッツまくら投げデビュー!

【「全日本まくら投げ大会」ってなに!?】

今年は2月27日(土)と28日(日)に伊東市民体育センターにて行われたという、「全日本まくら投げ大会 in 伊東温泉」。公式ルール説明ビデオが伊東市観光課によって動画サイトYouTubeに投稿されているので、来年へ向けてさっそく、チェックしてみることにいたしましょう。

【地元の高校生によるアイデアが発端】

市民との協働イベントとして伊東高校城ヶ崎分校の生徒が考案し、2010年の全国高等学校デザイン選手権大会で準優勝・市民賞・高校生賞を受賞した「まくら投げのすすめ」をもとに開催されたもの、それが「全日本まくら投げ大会 in 伊東温泉」。

【リベロ役は布団でまくらを防御!】

登録選手は全部で8名。そのうち1名が大将、1名が布団を壁にし、まくらの攻撃から大将を防御するリベロ役になります。そのほか3名がまくらを投げる選手で、残り3名がまくらを拾って集めるサポート役となります。

【細かなルールが設けられています】

試合時間は1セット2分を3セット、2セット先取したほうが勝ち。どちらかの大将に枕が当たった時点で試合終了となり、同時に当たった場合は引き分け。

そのほか「ノーバウンドで当たったらアウト、ワンバウンドならセーフ」「 “ずっと寝たまま” など極端な姿勢を取っているものは厳重注意」などなど細かいルールがたくさんあって、選手全員浴衣姿&畳と布団が敷いてあるといった要素を除けば、まるでドッジボール!

なおこちらの競技、 “日ごろのストレス発散” も狙いのひとつらしいので、参加するなら遠慮は無用、思いっきりやっちゃってください。

【名物ルールは「先生がきたぞォ〜」コール】

そして「全日本まくら投げ大会 in 伊東温泉」において最も注目しておきたいルールのひとつが、「先生がきたぞォ〜」コール

【選手は正座&大将は寝たフリをしなければならない】

「先生がきたぞォ〜」コールができるのは、一試合につき各チーム1回だけ。サポート役のみが拡声器でコールを行うことができ、これを合図に審判が笛を吹きます。その直後、両チームの選手は全員、その場に正座

これにより、確保される時間は10秒間。コールした側のチームの大将は敵陣からまくらを集めることができます。一方、コールされた側の大将は、布団で寝たフリをしなければなりません。

やっていることは真剣な試合ですが、修学旅行ならではな「先生がきたぞォ〜」コールまでルールにブッ込んでくるあたりに、なんだかグッときちゃいますよね……。つーか、めちゃめちゃ楽しそうじゃないですかコレぇ!

【友達と一緒に参加してみよっ♪】

ルールの詳細をもっと知りたいというあなたは、今すぐ動画をチェック。次回大会までにはまだまだ時間があるので、今から仲間、集めておくといいかもよ!

参照元:YouTube / 伊東市観光課 伊東市
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼あまりの人気で2日間開催になったそうです