米フロリダに暮らすデルーカ(DeLuca)さん一家は、2歳のジャーマンシェパード犬を飼っています。
以前飼っていた犬を亡くしたばかりでしたが、ハウス(Haus)と名付けられたシェパードは、デルーカ家の子供たち、7歳の少女モリー(Molly)と4歳の少年ジョーイ(Joey)と、すぐに仲良くなったのだそう。
子供たちのことを心配するかのように、いつだって彼らの後をついていっているというハウス。そんな彼がとった勇気ある行動を「Associated Press」をはじめとする多数のメディアが報じ、世界中で話題になっているようです。
【毒ヘビから少女と祖母を救ったワンコ】
ある日のこと、裏庭で遊んでいたモリーとおばあちゃん、そしてハウスを、ヒガシダイヤガラガラヘビが襲撃。このヘビは最大全長240cmにもなるという、北米に生息するなかでも最大種のもので、毒性を持っている種族。
それでもハウスはひるむことなく、勇敢にもヘビの前に立ちふさがり、家族を守ったのだそうです。
【噛まれても逃げなかった】
海外サイト「TODAY.com」の報道によれば、ハウスは3カ所を噛まれているにも関わらず、モリーと祖母が攻撃されないよう、その場から逃げようとしなかったんですって。本能なのか、なんなのか。彼がとった行動はまさに、ヒーローそのもの!
【医療費のための寄付を募っています】
現在治療を受けているハウスですが、その処置費用はかなり高額。一家はウェブサイト「GoFundMe」を通じて、医療費とするための寄付を募っています。
犬は人間にとって最良の友、とはよく聞く言葉ですが、ハウスの行動はまさにそのことを表しているかのよう。いや、友達のためにここまでできるかと問われたら、心に迷いが生じるという方も、少なくないのではないでしょうか。
忠誠心という言葉だけでは表現しきれない、ハウスの行動。彼が1日でも早く回復することを、ただただ願うばかりです。
参照元:GoFundMe、YouTube / Associated Press、TODAY.com
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼守ってくれてありがとう
▼事件直後に撮影された、ヘビによる咬み傷
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