先進的なオートクチュールが世界から注目を集めるオランダのデザイナー、イリス ・ヴァン ・ヘルペン (Iris Van Herpen)さんが手がける「イリス ・ヴァン ・ヘルペン」は、レディー・ガガさんやビョークさんなど個性派セレブたちにも愛されている唯一無二の存在です。
本日ご覧頂くのは、彼女の最新コレクション「LUCID」の一部で「Seijaku(静寂)」。
静けさの中、次々現れるモデルたちが身につけているのは、イカやタコなど、深海に暮らす生き物たちを模したドレスの数々。
【こんなドレス、見たことない!】
7月4日、フランス・パリで行われたファッションウィークにてお披露目されたドレスは、独特なうねりや幾何学的な模様がまさに深海生物そのもの、といった雰囲気。
そのほか、水中に発生する泡をモチーフにしたドレスもあって、思わず目を奪われてしまいます。
【3Dプリントを採用】
アーティストであり、建築家でもあるフィリップ・ビーズリー(Philip Beesley)さんとコラボレーションすることで生まれたのが、この「LUCID」。
中でも3D印刷を中心とした最新デジタル技術を駆使して実現した “深海生物” ドレスは、透明の六角形レザーを半透明のチューブでつなぐなど、そのデザインは実に個性的。
モデルたちの体に自然と沿うフォルムのせいか、それともヘアメイクのせいなのか、ドレスを身につけている彼女たち自身が未知なる生物であるかのような錯覚に陥ってしまいます。
【会場全体が「海の底」のよう】
奇妙で、幻想的で、ちょっぴりグロテスク。しんとした暗闇の中、光を集めて艶やかに輝く “深海” ドレスは、会場全体が深い海の底であるかのような感覚を覚えるもの。
もちろん、毎日のコーデに加えたりできるような、現実的なものかと問われれば全くそうではないけれど、「人を魅了する」という観点で、これほど吸引力のあるドレスはそうそうありません。インスタグラムに投稿された写真や、YouTube動画は必見ですよ。
個人的にはビョークさんにぜひ、このドレスを着てほしいと思ってしまいました。だって絶対に似合うし、見事に着こなしてくれると思うから……!
参照元:Instagram @irisvanherpen、YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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