ランジェリーブランドの広告に登場するのはいつだって、スタイル抜群のモデルのみなさん。一般人から見れば、憧れる反面、そこにあまりリアリティーは感じられません。
しかし、ニュージーランドのランジェリーブランド Lonely Lingerie が行っているキャンペーン Lonely Girls でモデルを務めているのは、さまざまな国籍や人種、体型の女性です。
【カメラマンのお母さんもモデルに!】
今年の秋用のルックブックにモデルとして採用されたのは、Lonely Lingerie デザイナーであるヘリーン・モリスさんの友人や、カメラマンのカネドさんの母親など9名。
バレリーナにトランスジェンダー ・モデル、アーティストなど、職業や肩書はさまざまです。
【友人のように思えてくる】
デザイナーのモリスさんは、「私たちは、Lonely Lingerie の信条や価値観を共有できる女性と、仕事がしたいと考えています」と、海外サイト Refinery29 のインタビューで語っています。
写真に写っている女性の体型も、肌の色や髪の色も多様。素顔や私生活が透けてみえるかのようでリアルなのです。笑顔だったりアンニュイだったりする表情を見ているうちに、どんどん親近感が湧いてくるのが不思議です。
【「自分の存在を受け入れてほしい」】
海外サイト Harpers Bazaar によれば、モリスさんはモデルとなった女性のみなさんのことを、「自分自身に誇りを持った独立した女性」だと表現したのだそうです。
また「女性には自分自身の存在を受け入れてほしいし、外見にも誇りを持ってほしい」と語ったのは、カメラマンのマーキンさん。
スレンダーな人、筋肉質な人、ぽっちゃり体型の人。欧米人にアジア人、大きな人に小さな人。世界にはいろいろな女性がいて、それぞれがオンリーワンな存在である。そんな当たり前のことを再認識させてくれる Lonely Girls シリーズです。
参照元:Lonely Label、Instagram @lonelylingerie、Refinery29、Harpers Bazaar
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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