しまったぁぁぁ! またしても、財布がどこにあるかわかんない! 次の電車を逃したら遅刻しちゃうしどうしよう……。
そんな経験をよくする私のようなうっかりさんにとって、神様のような存在。それが近年多く見かける「探し物発見機」です。小さなデバイスを大事なものにつけておき、スマホアプリからの操作で音を出させることで位置を確認できる、といったもので、さまざまな製品が発売されています。
ただ、女性が好きそうなデザインのものって、あまり見かけないかも?
わたしの暮らしているフランスで、密かに人気を集めているのが「ウィスティキ(Wistiki)」。とってもスタイリッシュな、探し物発見機です。
おっちょこちょいな人にとってありがたい機能がたくさんあるうえに、デザイン担当は巨匠フィリップ・スタルク! 少し前から、日本でも手に入るようになっています。
【スマホやタブレットと連動する発見機】
ウィスティキのラインナップは、スティック型の「ヴォワラ」、丸い形の「アッハ」、カード型の「ホプラ」(2017年3月末時点では未発売)の3種類。いずれも、フィリップ・スタルクによるミニマルでおしゃれなデザインが特徴です。
ウィスティキを失くしたくないモノに取り付けたら、スマホやタブレットに専用アプリをダウンロードしてBluetoothでリンクアップ。これで、スマホからウィスティキに音を出させたり、逆にウィスティキからスマホを鳴らしたりできるようになる、というしくみです。
シンプルながら、うっかりさんにとっては非常に心強い存在なのであります。私は冒頭のように財布を失くしやすいので、「ヴォワラ」を財布につけてます。
【家の中ならいつだって探し出せる…スマホも!】
財布が見つからないときには、スマホアプリを開いてポチッ。本体が反応し、ユニークな呼び出し音で場所を知らせてくれます。また、逆にスマホが見当たらないときには、本体を押すと呼び出しベルが鳴り、スマホのありかを教えてくれるんです。
Bluetooth接続なので、Bluetoothが届く範囲であればこの操作が可能。財布を探してたんすやコートのポケットをひっかきまわす、ということがなくなってとても快適です。スマホを見つけられなくて誰かにワンギリしてもらう、ということもなくなりました。
【忘れ物も防げる】
個人的に気に入っているのが「忘れ物防止アラート」という機能。ウィスティキとスマホが離れたときにスマホにメッセージが出る、というものです。これ、財布のように、「身につけていないのはおかしいモノ」のときにとっても役に立ちます。うっかり者の自分は、これのおかげで助かってます!
【落し物をした場所もわかる】
また、GPSこそ搭載されていないけれど、「最後にウィスティキとスマホが通信をした場所」を地図で教えてくれるから、街中で財布を置き忘れたときには、どこに忘れたのかがすぐにわかります(誰かにもっていかれてしまったら、アウトだけれど)。
【ネコ発見機→フランスで大ヒット製品に】
この探し物探発見機、もともとは、フランス人の3兄弟が家の中で隠れた飼い猫をすぐ探せるようにと考えて開発したもの。そしてその猫の名前が「ウィスティキ」ちゃんだったのだそうな。
さて、その商品化のためにフランスのクラウドファンディングサイトで支援を募ったところ、プロダクト部門としては当時の最高額を記録! さらに初期モデル発売後には、累計20万個も売れたのだそうな。今では、フランスの電気量販店などにはだいたい置いてあります。
ネコの居場所が分からなくなったり、モノをよく失くしたりするのは、万国共通なんですねぇ。
【日本国内でも買えるようになった!】
さて、そんなウィスティキ、今年2月から日本でも買えるようになっています。「ヴォワラ」と「アッハ」は、それぞれ4色展開で5980円(税抜)。ウィスティキの公式オンラインショップ、家電量販店、アマゾンなどで購入可能。モノを失くすストレスから解消されたい人は、チェックしてみてはいかがでしょう?
参照元: プレスリリース
参考リンク:WISTIKI
撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch
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