Pouch 編集部の女性スタッフMは、以前「なんで結婚式で踊らないの? 徳島では阿波踊りが余興だよ」と徳島県出身の友人に言われたそうです。

結婚式で踊るのが普通かどうかは、同じ県内でも地域によって違うでしょうし、新郎新婦の価値観や家族の意向によっても変わるとは思いますが、生まれたところの伝統文化を取り入れるという姿勢は素敵ですよね♡

トレンドを追求する結婚式もいいけれど、地域に根付いた伝統もあわせて取り入れると、よりオリジナリティーの強い式ができそうです。

【「およばれ」に備えて観ておこう♪】

ウェディングプロデュース会社「テイクアンドギヴ・ニーズ」がYouTubeに公開した動画『地域別の結婚式演出』は、地域によってどんな演出が行われているのか分かるもの。

日本の文化の多様さを実感できるし、今後に備えて “予習” もできるかと思うので、一見の価値ありですよぉ!

【「すずめ踊り」に「菓子まき」あなたはいくつ知ってる?】

たとえば、宮城県の結婚式で見られるのは「すずめ踊り」。飛び踊る姿が餌をついばむ “すずめ” に似ていたことから名付けられたのだそう。笛や太鼓の小気味よいリズムに、ゲストも自然と手拍子したくなりそうです。

お祝いの席がいっそう盛り上がりそうなのが、愛知県名古屋市で見られる「菓子まき」。読んでそのまま、新郎新婦がゲストに向かってお菓子をまくもので、子供はもちろん、大人も童心に帰ってヒートアップすること必至。 花嫁のお披露目や、幸せのおすそ分けとして、古くから行われてきたんですって。

【じんわり心が温かくなるものから盛り上げ系までさまざまです】

そのほかには石川県発、新郎がのれんをめくり、新婦がそののれんをくぐって出てくる「花嫁のれん」。岡山県発、誰もが知ってる昔話『桃太郎』から作られた踊り「うらじゃ」と、バラエティー豊か。

また、おめでたい席でよく行われる「万歳三唱」は、九州地方の結婚式では特によく見られるそう。結婚式の結びとしてゲスト全員で行うことが多いらしく、これによってびしっと場が締まるし、一体感が生まれそう~!

これから結婚式を予定しているというみなさんは、出身地の伝統文化を取り入れてみると、ゲストが喜んでくれるかもしれません。

【新旧入り混じった式なら、幅広い世代が喜んでくれそう!】

ウェディングプロデュース会社「テイクアンドギヴ・ニーズ」が全国のウェディングプランナー約500名を対象に行ったアンケートでは、なんと95%もの人々が「地域によって結婚式の違いがある」と答えています。

知らないだけで、探せばまだまだ、地域に特化した余興や催しがありそうですよねぇ! 伝統と現代の要素をどちらもうまく取り入れて、心に残る結婚式を演出してみてはかがでしょうか。

参照元:プレスリリース、YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼やっぱり結婚式の余興は盛り上がってナンボ、なのかも?

▼引き出物にも地域の特色がよく出ています / こちらは香川県の嫁入り菓子「おいり」

▼新郎新婦から名刺代わりに配られるという、新潟県の「松の葉」(中身は風呂敷やタオル)

▼おめでたいモチーフが勢ぞろいした富山県の「細工かまぼこ」

▼おせち料理の縁起物によせたお正月によく食べられるお菓子「口取り菓子」は、北海道と青森県発!

▼引き出物や引菓子の全国平均個数1位は「3個」(会費制が多い北海道は「1個」が1位)