旅行先として、国内屈指の人気を誇る北海道。景色が綺麗、食べ物が美味しい、水や空気が済んでいる、動物王国、などなどなどなど……。日本に生まれ育っていても、北海道への憧れは尽きることはありません。
しかし、北海道はでっかいどう。実際のところ、北海道を訪れたことがあっても札幌〜函館エリア、旭山動物園くらいは行ったことがあるけれど……という方も多いのでは?
だからこそ敢えて! そんな北海道の東の果て、オホーツク海に面した「道東エリア」から、まさに絶景という言葉が相応しい網走の「ひがしもこと芝桜公園」をご紹介したい!!
【東藻琴(ひがしもこと)芝桜公園】
北海道の春は、本州に比べるとかなり遅めにやってきます。有名な五稜郭公園の桜の見頃はちょうどゴールデンウイーク頃と言われ、北海道の北〜東のエリアとなると、それよりもさらに遅くなります。
そのため、あまりGW中に観光資源の恩恵を受けづらい道北〜道東エリア。でも長い冬のあとにはちゃんと、花盛りの季節があるのです。
そんな少し遅めの「北の春」を一望できるのが、網走郡大空町にある「ひがしもこと芝桜公園」。一面に敷き詰められたピンクのグラデーションは、圧巻のひとこと!
私は2年前の6月に訪れたのですが、そのあまりの見事さに言葉を奪われ、夢中であちこちの写真を撮りまくってしまいました。
地面にはいつくばって間近で芝桜を撮ってみたり、息を切らしながら斜面を登って全景を写してみたり。とにかく、初めて見る風景に大興奮したことを覚えています。
【芝桜まつり、開催中です】
そんな「ひがしもこと芝桜公園」では、今年も「芝桜まつり」を6月3日(日)まで開催中。公園内にはお子様向けゴーカートコーナーや釣り堀があり、この時期からは足湯・温泉施設も利用可能になります。
花畑の外周には芝桜ソフトクリームやいももち、かぼちゃもちなどの北海道グルメを販売する屋台があったり、イベントステージで歌謡ショーやのど自慢大会が行われたり。
そういった屋台や催し物は、絶景に比べると確かに派手さはありません。でも、子ども時代に訪れた観光地や遊園地を思わせるような、来て良かったと思わせてくれるノスタルジーに溢れていました。
そうそう、写真には残っていなかったのですが、園内には飲み水として「銀嶺水」という湧き水が出る給水器がありました。
公園のある大空町は、トレッキングで人気の藻琴山のすそ野にあります。その藻琴山からの湧き水が銀嶺水なんですが、水質の良さは日本有数。網走エリアの上水道にも使われているんですよ〜! 蛇口をひねってがぶ飲みしてね☆
【今年の見頃は?】
ひがしもこと芝桜公園の公式サイトによると、今年はまさに今が見頃だそう。
行ってみたい! と思われた方は、公式サイトの情報と現地のお天気をチェックしてからお出かけくださいね。
【最寄りの空港はどこ?】
同じ道内でも、千歳空港からアクセスの良い道南〜道央エリアと、いったい何空港で降りればいいのか見当もつかない道北〜道東エリア。
今回ご紹介した「ひがしもこと芝桜公園」へは、女満別(めまんべつ)空港が最寄りとなります。あの世界自然遺産、知床へ行くにもこちらの空港が最寄りなんですよ〜。
アクセスが良いとはいいにくい場所ですが、外国人観光客の方も多く、みんながこの景色を目指してこの公園までやってきたんだなあと思うと感慨深いものがありました。
日本国内で絶景をお探しの方、訪れたことない場所をたくさん旅してみたい方、まだ知らない北海道を見てみたい方。ひがしもこと芝桜公園、心の底からオススメです!
【今回訪問した場所】
ひがしもこと芝桜公園
住所:北海道網走郡大空町東藻琴末広393
開園時間:午前8時〜午後5時
参照元:ひがしもこと芝桜公園
撮影・執筆=森本マリ (c)Pouch
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▼ 斜面を上る階段はこの通り。がんばって登ってほしい!
▼まさに芝桜の名の通り、桜にそっくりの形です
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