2019年5月1日の皇太子さまの即位に伴って、平成が終わり、新元号に改められます。
30年間という平成の時代。あっという間だった気がするけれど、平成元年にオギャーと生まれた子が30歳になっていると考えると、白目をむいて倒れそうになりますよねぇ。
そんなふうに思っているわたしは、まごうことなき “昭和世代” 。ソニー生命保険株式会社が発表していたのは、どうしても比べられがちな “昭和世代” と “平成世代” の違いがよく表れているアンケート結果です。
【注:平成生まれ代表は20代&昭和生まれ代表は50代です】
調査対象となったのは、全国の平成生まれの男女(20歳~28歳の男女500名)と、昭和生まれの男女(52歳~59歳の男女500名)。
両者には親子ほどの年齢差がありますが、比較対象できるよう、昭和生まれ世代の代表には「平成を迎えた年に若手社会人として活躍していた男女」を選んだといいます。
【昭和生まれが思う “この人は平成生まれだな” と感じる言動】
中でもわたしがもっとも注目したのは、「昭和生まれが思う “この人は平成生まれだな” と感じる言動」と、「平成生まれが思う “この人は昭和生まれだな” と感じる言動」でした。まずは前者におけるベスト5を紹介しますので、さっそくご覧になってみてくださいっ。
◆昭和生まれが思う “この人は平成生まれだな” と感じる言動
1位 「すごい、感動などの意味で『ヤバイ』と言う」(45.6%)
2位 「固定電話を持っていない」(40.2%)
3位 「驚いたとき『マジっすか』と言う」(36.4%)
4位 「ニュースは新聞よりネットで見る」(31.0%)
5位 「上司にタメ口で話す」(28.0%)
ほおお、50代ではなく30代のわたしも、この結果には納得! 「ヤバイ」や「マジっすか」はたしかによく耳にしますし、「上司にタメ口」も普通にいるから(全員じゃありませんが)、頭を鈍器で殴られたような衝撃を受けます。
わたし的にはこれに「ファックスを使ったことがない・使い方がわからない」を入れたいところ。このご時世、固定電話よりむしろ、ファックスが自宅にあるって人のほうが少ないのではないでしょうか!?
【平成生まれが思う “この人は昭和生まれだな” と感じる言動】
さあ続いては、後者のベスト5を発表しちゃいます!
◆平成生まれが思う “この人は昭和生まれだな” と感じる言動
1位 「あたり前田のクラッカーと言う」(41.8%)
2位 「カップルのことをアベックと言う」(38.6%)
3位 「『D』の発音を『デー』と言う」(36.6%)
4位 「飲み会の席で頭にネクタイを巻く」(31.2%)
5位 「『ザギン』(銀座のこと)など業界用語を使う」(30.4%)
この結果は……わたしの親世代(60代)にも言えることなんじゃないかと思った次第。
同じ昭和生まれでも、30代から40代はおそらく「あたり前田のクラッカー」とは口にしないでしょうし、カップルを「アベック」ということもないでしょうし、「D」を「デー」とは言わないでしょう。たぶん、いや、絶対!
【その他も、なにもかもが真逆でおもしろい】
その他のアンケートでも各世代の考え方や価値観の違い、また時代背景が如実に現れていて、どこを見ても興味深い!
幸せな人生に学歴は “必要” だと思う昭和生まれと、 “なくてもいい” と思う平成生まれ。“デート代は男性持ち” と考える昭和生まれと、 “ワリカン派” の平成生まれ。仕事に対し “給料” を求める平成生まれと、 “やりがい” を求める昭和生まれ……。
同じものを見ていてもこれだけ視点が違うのだということに、改めて驚かされます。
さてみなさんはこの結果を、どう感じたでしょうか。きっとあと10年後、20年後、30年後には新たな価値観が生まれて、このランキングもアップデートされるのかと思うと、感慨深いものがありますよねぇ。
参照元:プレスリリース
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼もうひとつ興味深かったのは「使っているSNS」 / 平成生まれは「ツイッター」&昭和生まれは「フェイスブック」を支持
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