この夏、みなさんはどこへ出かけますか? 私は早めの夏休みを利用して、大好きな関西へ行ってきました! 目的は「おいしいモノを食べること」。神戸のパティスリーに京都の甘味処など、関西はグルメの宝庫です。

なかでも外せないのが、大阪の庶民派グルメ! うどんもお好み焼きも、リーズナブルで本当においしいですよねぇ。そんな大阪の味が一堂に集結した「スナックパーク通称スナパー)」をご存知でしょうか?

大阪・梅田にある阪神百貨店内の立ち食い形式の飲食エリアで、どの料理もほぼワンコインで楽しめるとあり、地元の人はもちろん観光客にも人気のスポットです。

1957年の阪神百貨店開店当時からあるスナパーが、2015年から3年に渡る改修工事を経て2018年6月1日にリニューアルオープン! 7月末に足を運んできたので、様子をレポートしたいと思います。

【こんなものが食べられる! 】

「早い、安い、うまい」をテーマに、大阪庶民の味が楽しめるスナパー。リニューアルオープン後は、オムライスとカレーの「たまご丸」「阪神名物 いか焼き」「うまかラーメン」など旧スナパーからある5店と、牛焼・タレ焼肉丼の「みらく」、焼きスパが名物の立ち飲みワインバー「ROMA-KEN」など百貨店初出店の8店を合わせた13店舗がオープン。


スナックパークにはこの13店舗以外にも、ブルーマウンテンコーヒーや大阪名物のミックスジュースが飲める「ジャマイカブルーマウンテンコーヒー」や「駅そば」などの飲食店もあります。

【とってもにぎやかです】

平日は15時〜、土日祝日は終日アルコールが楽しめるスナパー。生ビールは一律380円(税抜)、「ROMA-KEN」では500円(税抜)でワインが30分間飲み放題です。


私が訪れたのは平日夕方の時間帯だったこともあり、ビールを飲みながら会話を楽しむ地元の年配客やスーツ姿の人も多く、とても賑やかな雰囲気でした。駅地下の立ち飲み居酒屋が一堂に集まったかのよう!


居酒屋をハシゴせずとも、さまざまなジャンルの料理とお酒が味わえるのは魅力的ですよね。明るすぎない照明も大人っぽくていい!! ひとりでサクッとご飯を食べるのもいいけど、誰かと一緒だったらもっと楽しそう。

【いか焼きは外せません!】

どの店も魅力的だけれど、大阪名物のいか焼きは食べなくちゃ! 1日8000枚を売り上げる「阪神名物 いか焼き」は、ここでしか買えません。USJ並みの行列だし、50分待ちと言われたけれど、並ぶことにしました。


ご存知の方もいらっしゃると思いますが、いか焼きというのはイカの姿焼きではなく、小麦粉とダシで練ったタネにカットしたイカを加えてから焼き上げる料理(おやつ)。


大阪人にとって、このいか焼きは「宝物」(※友人談)というぐらい、地元で愛される味なのだとか。阪神電車の初乗り料金と同じ140円(税抜)という安さも素晴らしい!!

待つこと30分、やっと私の番がきた〜! 時代を超えて愛される“大阪産名品”認定の「いか焼き」に、「デラバン」、「和風デラ」の3品を購入してみました。どれも焼き立て、ホカホカ!!


「いか焼き」はモチモチした食感の生地にコリコリしたイカ下足がたっぷり。甘さ控えめのキリッとしたソース味で、素朴でどこか懐かしい味がしました。


「デラバン」は、いか焼きと卵を一緒に焼き上げたもの。こちらはモッチリ、ふんわりした食感の同じくソース味。「和風デラ」はネギ入りのデラバンで、あっさりしょうゆ味。どれもおいしかったけれど、私は和風デラが好きかな! ビールを頼めばよかった……(後悔)。

【ツイッターの声】

デパートの中にこんなにリーズナブルに立ちのみやグルメが楽しめる場所があるなんて羨ましいかぎり。気になるのは大阪民にとってのスナパーってどんな場所かってこと。ツイッターの声をひろってみると……。

「阪神百貨店スナックパーク。駅から少し離れたんだな。小綺麗になり雰囲気も変わったが、馴染みの「ちょぼ焼き」も残ってて良かった」

「念願の阪神百貨店スナックパークに来ました混んでますな~。とりあえずはうまかラーメンで、味噌ラーメン大盛 390円注文しましたよ。変わらぬ美味しさでした」

昔からなじみのある場所という感じで、リニューアルによる復活を喜ぶ声が多いみたい!

スナパーの営業時間は10:00〜22:00(連日オープン)。この夏、大阪方面へ出かけることがあれば、新しくなったスナパーに立ち寄ってみてはいかがでしょう?

ひとりだと少し寂しい気もするので、何人かで行くと楽しいかも! 庶民的な阪神と高級路線の阪急、目と鼻の先にあるので間違えないようにね。

参照元:阪神梅田本店Twitterハッシュダグ #スナックパーク大阪産名品
取材・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch