少し前から話題になっている東京ディズニーリゾート内での「撮影マナー問題」

TikTokやInstagramなどのSNS映えを気にするあまり、組体操して撮影したり、売り物で遊んで撮影したり、乗ってはいけないところに乗って撮影したりと、周りの人たちや景観への配慮をせずに撮影する人たちが増えているとのこと。

このことについて、「ディズニーマニア」こと田代記者に話を聞いてみたところ、とんでもないことが判明したのです! なんと、撮影のマナー違反が、ディズニーの景観を変えてしまっているんだとか……!

【マナー違反対策? シンデレラ城前の手すりがギザギザに!】

なんでも、SNS映えなどの影響で、ディズニーランドのシンデレラ城前の広場は撮影の超人気スポットに。しかし、それゆえに困ったことも起きているんだとか……。

「インスタ映えする写真を撮るためなのか、座り込み禁止の場所でも撮影する人たちがいました。そのせいか、ちょっと前からシンデレラ城の手すりの上に、座り込みを防ぐためのトゲトゲのオブジェが設置されました。

きっとディズニー側の苦肉の策だったんでしょうね。大好きだった景観が変わるのは、やっぱり寂しいですね」

とのことでした。ちなみに広場ではカメラを床に置いてタイマー撮影している人が多いので、歩くときに注意が必要なこともあるそう。

【ディズニーがお願いしている撮影ルールとは?】

東京ディズニーリゾートの公式サイトには「次の行為はお断りします」として、

・他のお客様のご迷惑となる撮影および公衆送信
・ハンディサイズのグリップアタッチメントを除き、一脚・三脚・自分撮りスティック等の補助機材の使用
・入園にふさわしくない服装・刺青の露出等
・装飾物や柵等に登る行為、ぶら下がる行為

といったことがあげられています。「迷惑となる撮影」は、人によって考え方はさまざまかもしれませんが、装飾物や柵などに登る行為は基本的に禁止なのだそう。

【マナーを守ろう】

ディズニーマニアの田代記者いわく

「ディズニー側も写真映えを意識したメニューやフォトスポットを作るなど工夫しており、どのようにしてゲストにマナーを守ってもらいながら、満足のいく写真を撮ってもらうかが今後の課題だと思います」

とのこと。

マナーが悪くなれば、その対策のためにどんどん自由がなくなり、結果的には自分たちの楽しみが減ることにもつながります。今後もみんながディズニーリゾートを楽しめるように、訪れる人すべてがマナーを意識する必要がありそうですね。

参照元:東京ディズニーリゾート
画像:Pouch編集部
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch