ほとんどの女性が小学生のときに体験したであろう、生理の授業。女子だけが教室に集められ、男子だけが外遊びする光景は秘密めいたものがありました。

そうした記憶があるからなのか、生理には “隠すもの” “恥ずかしいもの” といったイメージがつきまとっているような気がします。

そんな中、先日、ツイッターで話題になったのが、「#生理のホントノトコ」というハッシュタグ。生理の実態やそれに伴う悩み、また生理にまつわる体験談など、実体験に基づいたアレコレをたくさんの女性たちが発信しています。

女性にとっては共感することが多くときに悩みを解決するヒントをもらえるので超必読。男性にとっても、女性が毎月体験する体の変化について知る機会になるのではないでしょうか。

【生理のときの悩みや症状を発信】

ハッシュタグに寄せられているのは、生理時の悩みや症状、そして生理中の本音などさまざま。

「食欲が増大する」、「生理前超眠くなる」、「普段やらないようなミスをする」、「生理前は頭痛や悪寒で風邪のような症状が出る」といったものから、「生理用品のCMのようなピッタリした白パンツは履けず、ゆとりのある濃い色のボトムスを履く」、「痛み止めを飲んでも、体調が良くなるわけではない」といった本音も。

【「症状は千差万別」と実感できる】

上記のように、生理前や生理中の症状というのは十人十色なので、ときには女性同士でもわかりあえないもの。実際に

「1番辛いのは、同じ女なのに生理痛のレベルが人によって違うこと 同じ女ですら痛みや辛さを理解してくれないやつがいる 同じ女が『生理は病気じゃないから』とか言う」

といった声もあがっていました。

「#生理のホントノトコ」を見ていると、女性同士で共感するだけではなく「自分とは違う症状を持つ人がいる」ことへの理解も深まります。

たとえば「生理痛が軽い陣痛と全く同じだと出産時に気づいた」という声を見て「そんなに辛いのか」と想像することができたし、もっと思いやりをもって接しようという気持ちになれるんです。

【もっと「生理」について話そう】

こういった生理中の症状にまつわる意見のほかにも、多い日のお風呂あがりに下着をはくまでに血が出たときの処理について悩むという声や、月経カップを使った体験談を語る人もいました。

このタグはいわば、生理にまつわる “情報交換の場” 。「生理について語り合う機会があまりにも少ない」という背景があるからこそ、利用する人がどんどん増えているのでしょう。

生理は、無理して隠すものではないし、恥ずかしいものでもないのです。そのことを強く実感できるタグとなっていますので、ぜひご覧になってみてくださいね。

参照元:Twitterハッシュタグ #生理のホントノトコ
執筆:田端あんじ
Photo:(c)Pouch