これからの季節、風邪はもちろん、インフルエンザにかからないよう気をつけたいもの。昨年2018年は全国的に大流行しましたものネ……。
そんな中、インフルエンザにまつわる驚きの調査結果が報告されました。
養命酒がビジネスパーソンを対象に行った「風邪・インフルエンザ予防」調査によると、昨年の冬にインフルエンザにかかった人のうち、なんと22.1%もの人たちが治る前に出勤していたことがわかったんです。
【女性のほうが「休まず出勤」する割合が多い】
養命酒がビジネスパーソンを対象に行った「風邪・インフルエンザ予防」調査の対象となったのは、全国の20歳~59歳の男女1000名。
この調査によると、昨年の冬にインフルエンザにかかった人のうち、「完全に治る前に出勤した」と回答した人は18.9%。「休まず出勤した」と回答したのは3.3%で、合計すると2割以上の人たちが治る前に出勤しているではないですか……。
インフルエンザが治る前に出勤した人の多さに驚くと同時に、「休まず出勤した」と回答した人の割合が女性のほうが多い(男性1.6%、女性5.1%)点も印象的です。
【休めない理由は「インフルエンザ・ハラスメント」?】
心配になってしまう数字ですが、会社に行く人たちには「休めない理由」があるよう。
今回の調査で明らかになったのは、インフルエンザを理由にした嫌がらせ “インフルエンザ・ハラスメント” を職場で受けたことがある人が、約4%いるということ。
インフルエンザ・ハラスメントの内容はなかなかヘビーで、
「休ませてもらえなかった」(20代女性)
「出社したら1日中嫌味を言われた」(40代女性)
「インフルエンザと認めてもらえなかった」(50代男性)
などなど、読んでいるだけで心苦しくなるものばかり。言葉によるハラスメントもすさまじく
「仮病じゃないの?」
「自覚はないのか。みんなが迷惑してるんだけど」
「なんだったらこのままずっと休むか?」
とまで言われた人も……。インフルエンザで体が弱っているのに、心まで傷つけるだなんて、あまりのことに言葉が出ません。
【休める環境を作ることも大切】
こうした現状があるのでは、「休みたくても休めない」と思ってしまう気持ちもよくわかります。
しかし、インフルエンザにかかった場合、一般的に出勤してよいとされるのは、“発症後5日を経過し、かつ、解熱後2日を経過してから”。当然、インフルエンザが治る前に出社を強要すれば、集団感染の危険性も高まります。
インフルエンザ予防だけでなく、早急に「みんなが安心して休める環境作り」をするべきなのかもしれません。
参照元:プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:ぱくたそ
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