延期されていた新作の公開も始まったり、人気作の再上映をしていたりと少しずつ日常に戻りつつある映画館。

自粛期間中、私がもっとも恋しかった場所であり、営業再開を本当に心待ちにしておりましたっ!!

とはいえ、営業再開後の映画館はどうなっているのかな……?

毎月1日、11日、21日は「ステキなぼっちの日」。

溢れる喜びとちょっとの不安も抱えつつ、久しぶりの映画館へ行ってまいりましたよ〜〜!

【“新しい日常”の映画館はどう? 】

まず映画館に足を踏み入れた瞬間ときめいたのは、懐かしのポップコーンの芳しいかほり……! 帰ってきた喜びに入場1秒で早くも胸がいっぱいになります。

となれば当然ポップコーンは購入するっきゃない。いつもは「贅沢かな〜」と我慢しちゃうこともあるのですが、今日は私と映画館の感謝祭じゃよーーー!!

【体温を測って、消毒していざ入場】

入場口にはサーモカメラが設置されており、体温をチェックしてからの入場となります。

チケットもスタッフに手渡して半券をもらう流れはなく、提示するだけ。

シアター前には座席をセルフでも除菌できるように消毒液とペーパータオルまで用意されていました、こんな細かな点でも対策が徹底されているんだなと実感します。

【座席は前後左右空いていて超快適】

人数規制があるとはいえ、さすがに混んでるかなと緊張しつつシアター内に入ってみると、あらま、意外にも空いてる⁉︎

作品にもよるのでしょうが、休日にも関わらず私の他には真ん中のエグゼクティブシート周辺に10人いるかなという程度でした。これはこれでちょっと寂しいぞ。

座席は1席開けての購入となり、前後左右1席ごとに使用禁止の紙が貼られていました。

いざ前後左右誰もいない席に座ってみると……めちゃくちゃ開放感あるジャンっ‼︎ 再開を楽しみにしていたとはいえ、やっぱり少し気が張ってしまっていたのですが、広々とした居心地の良さに心が落ち着いきますー。

何よりも全員が離れて座っているので、一切ぼっちを感じない……ッ‼︎ 

通常でも隣に人が来ると落ち着かないたちだったので、絶対に人が座らないと分かっていることがなんと快適なのかと思ってしまいました。

【久々の充実感で涙腺はゆるゆる】

シアター内が薄暗くなり、公開予定作品の予告編が始まるとまずここで涙がじんわり。

そうそう、これこれ〜! 自宅と映画館の違いはこれよ〜〜この予告編を観ながらワクワクする時間が大好きなのよ〜〜〜‼︎

次々流れる予告編を観ながら、「あれもこれも観たいな」「観られる日常が少しずつでも戻ってくるのかな」とひとり想いにふけってしまいました。

そして本編中もストーリーはもちろん、変わらず輝く俳優陣の姿や、映画館でしか味わえない最高の臨場感にまた涙。

久々の感慨深さも加わってか、終始涙腺がゆるゆる状態でありました。でもどれだけ泣いてもソーシャルディスタンスのおかげで恥ずかしくないのがありがたい……!

【マスクをつけた鑑賞ならではの試練が…!!】

しかし以前のような映画時間に感動したと同時に、以前とは異なる「マスクをつけたままの鑑賞」に戸惑った点も。

まずひとつに、ポップコーンを食べる際に少し緊張感があること。

席の間隔が確保されているとはいえ、マスクを外すのにはやはり抵抗感があり……

結果的に今回はマスクをずらした際に爆食いして回数を減らす力技で乗り切ったのですが、軽快にパクパク楽しむのはまだちょっと難しいかなという感じがしました。久しぶりのポップコーンは最高においしかったです!

そしてもうひとつ、泣ける映画のときは涙でマスクがベショベショになってしまうということ。

涙を拭く用のハンカチを忘れてしまったため、涙でメイクが取れてマスクに沁みるやら、涙がマスクの内側に流れて拭いにくいやらで終演後には大変な事態に。ハンカチ、必要、ゼッタイ。

【I Need You、映画館】

今や映画はお家でも見放題できちゃう時代ですが、こうして映画館に帰ってくると、自分にとっては映画館に来ること自体に大きな意味があったんだなと改めて実感。自分の中で停滞していたエンタメ欲も爆裂に動き出した気もします……!

そして、こんなご時世だからこそ、日常を忘れて2時間近く没頭できる時間って大切なんじゃないかなと思ったり。

まだまだ大手を振ってお出かけするのは難しいかもしれませんが、たまの息抜きにぼっち映画館、めちゃくちゃオススメですよ!

ぼっち度 ★★
癒し度 ★★★★★★★★★★
感慨深い度 ★★★★★★★★★★★★★★

撮影・執筆:にのうでプニ子
Photo:(c)Pouch