東京・日本科学未来館の常設展示に1988年公開の不朽の名作映画『AKIRA』が仲間入り。

世界的に注目されている『AKIRA』の音楽を、視覚と聴覚から深掘りできる展示になっているようなんです。

「ラッセーラー♪」を最先端技術で体感できるだなんて……想像するだけで震える~~~!

【スピーカーがすごいらしい】

2021年3月29日から、常設展3階「未来をつくる」のギャラリー「零壱庵(ゼロイチアン)」に登場する新展示「『AKIRA』の音 不朽のアニメ映画を彩る未知のサウンド」。

会場には、人間が聴き取ることができる可聴域以上も再生可能な6台のスピーカー(!)を設置。

サラウンドの音を実現しているらしく、全細胞から『AKIRA』の音世界を感じられそうです。

【戻ってこれなくなっちゃうかも!?】

『AKIRA』と聞いて思い浮かぶ、民族音楽を思わせるリズムと神秘的な音色、そして「ラッセーラー♪」というフレーズが印象的な『金田のテーマ』。

インドネシア・バリ島のケチャによく似た声とリズムには、不思議な中毒性があり、「忘我」「恍惚」状態を引きだすような力があります。

そんな音楽を全身で浴びたら、忘我の境地に達して、こちらの世界に戻ってこれなくなりそう……!

怖くもあり、またわくわくもする、最高の展示となっていそうですっ。

【映像でも『AKIRA』を体験】

『金田のテーマ』含め、映画のすべての音楽を手掛けているのは、日本のアーティストグループ「芸能山城組」

グループを率いる作曲家の山城祥二さんは自然科学者でもあり、今回の展示では「研究者の視点で行われた音楽制作の背景」も見られるといいます。

また展示には、3面プロジェクターを導入。

映像制作の堀田英仁さんと、アートディレクターの安田昂弘さん指揮のもと、制作背景を映像で紹介してくれるそうですよ。

【やっぱりスピーカーがやばかった…!】

ちなみに、会場のスピーカーは山城さん自ら設計しているとのこと。

音にこだわりを持つ山城さんが自分の手で作り上げたスピーカー……みなさん、これはかなりヤバいやつです。間違いない!

日本科学未来館の入館料は、大人は630円で、18歳以下は210円。オンラインによる事前予約が必要なのでご注意くださいね。

参照元:日本科学未来館Twitter @miraikanプレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch