スウェーデンのミュージシャン、マティアス・クランツ(Mattias Krantz)さんは、ある日考えました。

ピアノは鍵盤を押すとハンマーが弦を打ち、音が鳴る。もしハンマーを “本物” に変えたら、どんな音がするのだろうか……

この思いつきを実践するべく、さっそく行動を開始したマティアスさん。果たしてどんな結末となるのでしょうか!?

【材料集めから大変だったみたい】

マティアスさんは、材料購入からピアノを完成させるまでの一部始終をYouTubeに公開。250時間以上(!)にもわたる工程が、およそ21分の動画に収められています。

ハンマーピアノを制作するにあたり、マティアスさんはわざわざピアノを購入

さらに88個のハンマーを用意しようとしますが、量が多すぎて「店に在庫がない」というトラブルが。

あきらめきれないマティアスさんは東奔西走し、ようやくハンマーを手に入れます。

しかし今度は、音を鳴らすためには、ただハンマーを付け替えるだけではダメなことが判明……。

角度などを調整するべく、パイプなどの部品を購入して、試行錯誤を繰り返しながらDIY作業に明け暮れたのでした。

【音色はどんな感じなのでしょうか】

途中で心が折れかけたこともあったようですが、ついにピアノが完成! 満を持してピアノに向かいますが……。

その音色は微妙。ご本人も「特に音色が良いわけでもないですね~」と語っており、労力に見合わない結末に(笑)。

しかも、本物のハンマーを使用しているため鍵盤が重くなってしまったようで、「すごく重いよ~」とぼやく場面もあり、何とも言えない展開にジワジワ来てしまいます。

最終的にはハンマーで鍵盤を叩いて(!)おり、その勢いで弦を傷つけてしまったのでした。

【リクエスト受付中だよ】

大変な思いをしたにもかかわらず、「重いし特に音色がいいわけでもないピアノ」が爆誕してしまったわけなのですが、動画の再生回数は120万回越えを果たしています。

なお、マティアスさんはコメント欄で「このピアノで何がしたいですか?」とリクエストを募っていましたよ~。

興味がある人はメッセージを送ってみるといいかも!?

参照元:YouTube
執筆:田端あんじ (c)Pouch

▼ピアノを弾き始めるのは16分あたりからです