5月中旬から6月にかけてやってくる梅の季節。

自分で梅酒や梅シロップをつくる、いわゆる「梅しごと」に憧れてはいるものの、なんだか準備が大変そう……と毎年チャレンジしそびれていた私。

ところが今年は梅体験専門店・蝶矢(チョーヤ)で梅シロップがつくれるキットを発見してしまいました〜!

さっそくお取り寄せしてみたので、初めての梅しごとをレポートしたいと思います。

【必要なものはほぼそろっています】

梅酒で有名な「チョーヤ」の梅体験専門店だけあって、蝶矢梅キットは注文するときに梅の品種や砂糖の種類も好みのものを選ぶことができます。

私はさくらんぼのような赤が鮮やかな梅「パープルクイーン」と、カワイイ見た目で人気No.1のお砂糖「こんぺい糖」の組み合わせを選びました。

漬け込み用のガラスボトルもセットになっているので、届いたらすぐに梅シロップづくりをスタートできますよ〜!

【作り方はカンタン!】

仕込み作業もカンタンでした。ボトルを洗って乾かしたら、竹串で梅のヘタを取りのぞき……

梅と砂糖をボトルの中に交互に入れれば準備完了!

小粒のパープルクイーンとカラフルなこんぺい糖の組み合わせがものすごくかわいいです♡

【1週間で完成です】

あとは1日1回よく混ぜて、1週間で完成とのことですが……翌日ボトルを見てびっくり。

こんぺい糖はいずこへ……!?

昨日はカラフルに輝いていたはずのこんぺい糖はほとんど溶けて、早くも赤いシロップがなみなみと揺れています。

そしてシロップが完成する7日後にはこんぺい糖は完全に溶けきって、梅もシワシワになってまるでレーズンのよう。

最初のカラフルなキュートさがなくなってしまったのは残念な気もしますが、こんぺい糖の甘さがシロップにとけ込んでいるはずです……!

【驚きのおいしさ♡】

では、いよいよ自家製の梅シロップを味わってみましょう♡

グラスにシロップを注いでみると、まるでルビーのように赤く輝いています……!

ふわ〜っと広がる梅の香りにも、思わずうっとりしてしまいました。

そして炭酸水をくわえると、今度は桜を思わせる鮮やかなピンク色に。

梅とお砂糖からシロップへ、そしてグラスに注いで……と目で見て変化が楽しめるのは自分で梅シロップをつくったときだけの特権かもしれません。

わくわくしながらひとくち飲んでみると梅の風味がまろやかに、でもしっかりと広がります。ものすごくおいしいです!

【カクテルにすると2度美味しい】

せっかくなら梅酒みたいにも味わいたいなと思い、2杯目は炭酸水をMIXしたあとにブランデーを加えてみました。

今度はブランデー色と桜色のグラデーションがカクテルのようで、よりオシャレな雰囲気に変身しましたよ……!

ブランデーはほんの少し加えただけだったのですが、ブランデーの風味が梅の味と香りをぐっとひきたてます。

おいしい……ひたすらおいしい……!

普段はあまりたくさんお酒を飲む方ではないのですが、何杯でも飲みたくなる魔法のカクテルが生まれてしまいました。

【梅しごとデビューにぴったり!】

一般的に梅シロップや梅酒というと大きな瓶で大量に作るイメージがあり、それも大変そうというイメージの一因だったのですが、今回のキットは冷蔵庫のドアポケットにも収まる小さなサイズのボトルで作れるのもお手軽でした。

一人暮らしでも無理なく飲みきれる(おいしすぎてすぐなくなっちゃうのが淋しいかも!?)分量なのが嬉しいです。

梅の種類やボトルサイズによっても価格は異なりますが、今回のキット(Mボトル・パープルクイーン・こんぺい糖)のお値段は2464円(税込み・送料別)

必要な材料が全てそろっていて、作り方もカンタン。そして何より完成した梅シロップがものすごくおいしいので、私はすっかり梅しごとにハマってしまいました。

南高梅や鶯宿など、いろんな梅の種類があったので、違う種類でも挑戦してみたいなぁ〜!

梅しごとの入門にぴったりのキットだったので、興味がある方はぜひチャレンジしてみてくださいね♡

参考リンク:蝶矢
執筆・撮影:五條なつき
Photo:(c)Pouch