2020年東京オリンピックから正式種目として採用された「スケートボード」。

つい先日開催された「スケートボード男子ストリート」で、日本の堀米雄斗選手が金メダルを獲得したこともあり、注目度は高まるいっぽうです。

そんな最中、堀米選手が自身のツイッターで、ある動画をシェア。

そこには、スケートボードに対する偏見と闘ってきた堀米選手自身の姿が映し出されていました

【ずっと「偏見」との闘いだった】

ご紹介するのは、中国通販サイト・アリババグループによるCM『The Yuto Horigome Story(堀米雄斗の物語)』。

幼くしてスケートボードに魅了された堀米選手は、「好きなら練習を欠かしてはいけない」という教えのもと、メキメキ上達していきますが……

寄せられたのは、称賛の声ではなく「偏見のまなざし」。

ストリートで練習していると、「まったく近頃の若いやつらは!」などと心無い言葉をかけられ、あげくの果てには練習する場所すら奪われてしまうのです。

【いろいろあってからの「はじめまして」】

日本では、スケートボードの公的な練習場所が少ないこともあり、技を磨くこと自体が困難。

堀米選手も、そうした中で葛藤し、闘ってきたのかと思うと、目頭が熱くなります。

印象的だったのは、ラストシーン

逆境の中でひたすら高みを目指し、ついにオリンピック出場を果たした堀米選手が、深々とお辞儀をして「はじめまして」と口にするんですよ……!

このひと言には、これまでの思いが全て込められているように見えて、ことさら重く胸に響きます。

【視聴者からも大反響&同じ悩みを抱く人も】

CMは大反響で、堀米選手のツイッターには1万7000超もの「いいね」が殺到。

「かっこいい」「思いが伝わってくる」などコメントもたくさん集まっているのですが、その中には「日本にもスケートボードができる場所が増えてほしい」という声もチラホラ。

実際に行動を起こしている人も多く、有志で嘆願書を出したりプレゼンしたりと、少しずつですが変化が見え始めています。

堀米選手の活躍は、間違いなく、スケートボードの未来を明るいものにしました。

これを機に、堀米選手の背中を追う子どもたちが増えるんだろうな~~!

参照元:Twitter @yutohorigomeYouTube
執筆:田端あんじ (c)Pouch