田舎住みの私にとって、柿はとても身近な果物。なぜなら、皆さん毎年お庭になる柿を持て余しまくっているからです。
う〜ん、たしかに切ってそのまま食べるかサラダにするしか思いつかない。
だけど今年ついに持て余しがちな柿の革命的な使いみちを発見しちゃいました。そう、柿は「柿プリン」にするとびっくりするほど美味しかったのだっ!
【用意するもの】
柿プリンに必要なものは、甘柿、牛乳、砂糖、バニラエッセンス。
プリンといえども卵は使いませんし、ゼラチンや寒天も使いません。
スーパーのブランド柿のほうが絶対美味しくできますが、ぶっちゃけ持て余している庭の甘柿でもいけちゃいます。
【皮と種を取り除くよ】
まず皮と種を取り除いてカットします。
柿って意外と足が早くて、食べごろを見分けるの難しいですよね。
でも柿プリンにする柿はちょっと硬めでも、完熟しすぎちゃっても大丈夫。
傷んでいなければ全てミキサーに入れてしまいましょう。
柿と牛乳の割合は2:1ぐらいがベストです。
【美味しさの秘密は多分バニラエッセンス】
柿と牛乳をミキサーで撹拌して、甘さを確認してみます。
完熟の柿なら砂糖がなくても十分な甘さになるけど、もし甘さが足りなければここで砂糖を加えます。
ただし、バニラエッセンスはマスト。入れることによって柿の生臭さも気にならなくなります。
【フルーチェと同じ原理でかたまるよ】
あとはお好みの容器に入れたら冷蔵庫で冷やして完成! ね、簡単でしょ?
ゼラチンも寒天も要らないのは、柿のペクチンが牛乳のカルシウムと反応するから。
これは、あの「フルーチェ」と同じ原理なのです。豆乳や乳飲料では固まらないので注意です。
【これは里山のカスタードや…!】
完成したのは秋っぽさ全開な柿色がカワイイ柿プリン。
スプーンですくってみると、ゼラチンも寒天も入れていないのに、ぷるんとした弾力に!
食べてみると、卵不使用なのになぜかカスタード感がすんごい!
そして柿の優しい甘みと牛乳のコクがめちゃんこ相性がよい!! 茶こしでこしたりしなくても舌触りは濃厚&なめらか〜。
柿の好感度が爆上がりです。もうこれは柿が “里山のカスタード” って呼ばれてもおかしくないくらい。
柿プリンを知ってしまったら、これから毎年柿の季節が楽しみになってしまうこと間違いなし! とっても簡単にできるので皆さまぜひ挑戦してみて♪
撮影・執筆:黒猫葵
Photo:(c)Pouch
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