書店や図書館に行くと、読みたい本がたくさんありすぎて迷ってしまい、ハッと気づくと閉店時間に……。
本好きならば1度は体験するお悩みだと思います。
書店に泊まって、ひと晩中、好きなだけ本が読めたらいいのに……そんな夢を叶えてくれるステキなホステルがあるのです。
毎月、1のつく日は「ステキなぼっちの日」。
というわけで、冬の長い夜を過ごすのにぴったりな「BOOK AND BED(ブック アンド ベッド)」に行ってきましたよ〜!
【本棚の中に泊まれる!】
今回、私が泊まったのは「BOOK AND BED(ブック アンド ベッド)」の新宿店。
お店は、西武新宿駅から徒歩1分ほどのビル8階に位置し、東京の不夜城・歌舞伎町からもほど近い場所です。
店内には最大4000冊を収納できる本棚があり、なんと本棚の中にベッドがあって、そこで寝転がりながら本がひと晩中読めるのです。ゆ、夢みたい……。
【デイユースから宿泊までいろんなプランがある】
私は、セミダブルサイズのドミトリーに泊まれる「COMFORT SINGLE ROOM 朝食付きプラン」(4200円)を利用。
チェックインは16時からでチェックアウトは11時というゆったりしたスケジュールです。
ちなみにデイユースもでき、ラウンジだけを利用できるプラン(1時間 700円+1オーダー)や、お昼寝できるプラン(1時間 960円〜)などプランはさまざま。
※料金は宿泊日によって変動します
【至るところに本、本、本】
店内はものすごくスタイリッシュ。中央に階段状になった大きな本棚があり、海外の写真集から雑誌、コミックまでたくさんの本が並んでいます。
至るところにソファとテーブルが置いてあって、どこでも好きな場所で本が読めるようになっています。
さらに、ベッドと一体化した本棚がたくさん……。本は「旅」「食」「音楽」「映画」などざっくりとテーマ別にでまとめられているよう。
場所柄か「新宿」をテーマにした本のコーナーも!
個人的には昔の「POPEYE」や「BRUTUS」が置いてある雑誌コーナーに興奮しました。
お、読みたかった『働けECD』がある!
『暴走族のエスノグラフィー』ってどんな本だろう?
『ねほりんぱほりん』のまとめ本なんてあるんだ……。おもしろそう。
ひと晩中読めるんだもんね♪ と気になる本を片っ端から抱えて、自分の部屋へ。
【秘密基地みたいな部屋】
部屋は、カプセルホテルのようなドミトリータイプ。天井が低くて、ちょっと狭い感じが秘密基地っぽくてワクワク!
部屋には、貴重品を入れられる金庫やハンガーが置いてあり、コンセントも完備されています。
冬なので寒かったらどうしようと思ったけど、むしろ少し暑いくらいに空調は設定されていました。
ちなみに、シャワールームとトイレ、洗面所も男女別に設置されているのでご安心を。
【本が面白すぎて気づけば朝】
レンタルしたパジャマ(550円)に着替えて、ゴロゴロ読書タイムスタート!
いろんな本をちょこちょこ試し読みするぞと思ったのに、面白い本って途中で読むのを止められない……。
・続きが気になっていた漫画『いつかティファニーで朝食を』
・歌舞伎町に流れ着いた人々のドキュメント『新宿歌舞伎町滅亡記』
それぞれを最後まで読みふけってしまい、気づけば深夜3時に!
さらに欲張って、残りの積ん読本を斜め読みしていたら、朝6時!
超楽しいけど、これは夜ふかしってレベルじゃなくもう徹夜だな……。
【朝食がオシャレすぎてビビる】
朝食は併設されたカフェでいただけるのですが、これがまた超オシャレ。
黒いパンを使ったフルーツサンドに、竹炭入りの黒いカフェラテ、黒で統一されたカトラリーなどなど、モノトーンを意識という徹底ぶりです。
ちなみに、チェックアウトは通常11時ですが、1時間あたり550円プラスで、13時まで延長することもできます。夜ふかしして延長する人、多そう……!
1点だけ注意したいのは、ドミトリーが2階になると、ハシゴの上り下りがしんどいことでしょうか。動きやすい服でいくべし、です!
都内に1泊でしたが、本に囲まれ、オシャレな朝食をいただき、旅行気分を楽しめました。
本好きさんにはおすすめですよ!
ぼっち度 ★
夜ふかし度 ★★★★★★★★★★★★★★★★
オシャレ度 ★★★★★★★★★★★
参考リンク:BOOK AND BED
執筆:御花畑マリコ Photo:(c)Pouch
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