台湾旅行での楽しみのひとつが、食べ歩き! 特に屋台がずらっと並ぶ夜市を歩いていると、現地の熱気を感じてワクワクするんですよね。

このシリーズでは、台湾に詳しい筆者が夜市でぜひおすすめしたい屋台グルメを、最新の取材情報を元に詳しく紹介していきます。

今回ご紹介するのは、焼きエリンギ

台湾まで来て、なぜわざわざエリンギを……?と思うかもしれませんが、いつも大行列ができている屋台が台北・士林夜市(シーリンイエシー)にあるんです。人気の秘密を探ってみましょうっ。

【士林夜市のエリンギ屋台に行列が!?】

台北で最大規模を誇る夜市、士林夜市。たくさんの屋台がひしめき合う中、ひときわ大きな人だかりができているのが、焼きエリンギの屋台「燒烤杏鮑菇(シャオカオシンバオグー)」です。

通常の屋台の5倍はありそうなスペースで、お店の人が忙しくエリンギを焼いています。近くを通る観光客らしき人々も「おいしいのかな?」と、興味津々です。

その行列はというと、角を曲がった先までできています。ここまでの行列を見てしまうと、俄然興味が湧いてきませんか!?

【じっくり、丁寧に。】

お店のショーケースには、まだ調理されていない大きなエリンギがずらり。そしてグリルのうえでは、じっくりと時間をかけてエリンギが焼かれていきます。

その様子を観察してみると、まずは素焼き。ある程度火が通ったところでタレをぬりながらさらに焼いていくみたい。

焼きあがったら、ひとくち大にカットして盛り付け、味付けをして提供してくれます。フレーバーは9種類あり、お好みで2種類選ぶスタイル。日本語訳があるので指さしで選べますよ。お値段は、240gで120元(約576円)と明朗会計なのも安心です!

私は20分ほど並んだところで注文することができ、フレーバーはわさび味(哇沙米)とレモン塩胡椒味(檸檬味)をチョイスしました。焼きたては熱々で、おいしそう~!

【肉厚でジューシー♡】

さっそくパクっといただくと、エリンギは肉厚で歯ごたえがありみずみずしくジューシーな味わい。

エリンギをていねいに焼くと旨味がギュッと濃縮されてこんなにおいしくなるのか、と初めて食べたときには驚きました!

レモンフレーバーは酸味が爽やか、そしてワサビはツーンとくる辛さでエリンギにかかった醤油ダレと相性バツグン。

食べやすい大きさにカットされているので、みんなでシェアしながら食べ歩きしやすいのも◎。どうです?並んでまでしても食べてみたくなる魅力がありませんかっ。

【行列にはワケがある?】

広い区域に屋台が点在する士林夜市は、夜遅くまで多くの観光客でにぎわいます。屋台が多すぎて、なにを食べようか迷ってしまうかも?

そんなときは焼きエリンギを片手に、ぜひ地元民で行列ができている屋台に並ぶのも楽しみ方の1つだと思います。きっとおいしい食べ物に出会えますよ♪

※日本円への換算は、2024年5月現在の情報です。

■今回紹介した店舗の情報

店名:燒烤杏鮑菇
住所:台北市士林區大南路98號(Googleマップ)
営業時間:16:30~0:00
定休日:なし

撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch