&ROSY』2024年10月号の特別付録は「ETVOS(エトヴォス)」と特別コラボのヒートブラシです。

エトヴォスといえば化粧下地やルースパウダーといったミネラルコスメが思い浮かびますが、ヘアケア製品としてシャンプーブラシも知られていますよね。そんなエトヴォスがコラボしたヒートブラシが付録として手に入るなんて、気にならないわけがない!

宝島社から編集部に届いた実物を使ってみました。手持ちのヒートブラシと使い比べてレビューします。

※記事中のリンクより購入いただくと、売上の一部がPouchに還元されることがあります。

【マルチに使える!ヒートブラシ】

今回、特別付録としてついてくるヒートブラシは “ストレートもカールもとかすだけでOK! 超簡単スタイリング” とのことで、主な特徴は4つ。

・プレート部分がセラミックコーティングで熱を素早く伝える
・設定温度は低温(L)160℃、高温(H)180℃の2段階
・360度計算されたピン配置でストレートもカールも両方使えるハイブリッド
・15分で自動OFF設定

電源はタイプCでUSBケーブルは付属していますが、アダプタは自宅にある出力が5V2.0A以上のものを使用します。

ちなみに充電タイプではありません。使用時は常に電源に接続している必要があります。

【一般的なヒートブラシと比較】

私はもともとサロニアのヒートブラシを持っているので、まずはそちらとサイズ比較。サロニアのほうがひと回りほど大きいですが、そのぶん重いです。

また温度については、+/−ボタンでこまかく調整可能。電源コードは本体に付随しているのですが、長さがあります。

&ROSY』付録のヒートブラシは軽くて充電ケーブルも取り外しできる代わりに、付属ケーブルがかなり短いのが気になりました。

続いて使用感の比較です。寝起きバッサバサの髪の左右で、サロニアと今回の付録を使い比べます。

結論から言うと、温まり方や髪へのスタイリング力が段違いでした。でもこれには気づいた点もあるので後述します。

まず付録のヒートブラシは低温(L)で設定して使ってみたのですが、じんわり温かい程度でそれほど熱さは感じません。

小さくて小回りは利くのですが、逆に言うと1度にとらえられる髪の量が少なく、少しずつ何度もとかさなければいけない印象です。

いっぽうサロニアのほうは、160℃でも熱すぎるくらいだったので140℃くらいに設定。

しっかりと髪にテンションをかけながら寝癖を伸ばすことができ、仕上がりもやはり綺麗。

ただ、本当に寝起きのときと髪のまとまりなどを比較して考えると、今回の付録もある程度の仕事はしてくれていると感じました。

なので、今回の付録をおすすめするとしたら……

・ヒートブラシを使ってみたい
・前髪だけサッとスタイリングしたい
・毛量が少なく、毛先だけ気分で内巻き・外ハネなど楽しみたい

上記に該当する人は、ヒートブラシデビューとしてゲットしてみても良いと思います!

【気になったところは…】

今回の付録のヒートブラシで気になった点は主に2つ。コードの短さと使用するアダプターについてです。

コードの短さは使用感に直結する部分で、電源からかなり近い場所ではないと使えず、スタイリング時にも利き手と反対をとかすときにかなり不便。できればもう少し長さが欲しかった……。

タイプCのUSBケーブルはより長いものも持っていますが、本品の説明書に「付属のUSBケーブル以外を当機器に使用しないでください」と明記されているので、そこは自己責任となってしまいます。

また設定温度について。「それほど熱さは感じない」と書いたのですが、その理由がアダプタにあったことにあとから気づきました。というのも、手持ちのiPhone用充電アダプタで接続していると、高温設定がきかなかったのです。

おかしいな?と思い、説明書を見てみると「ご使用される室内温度やACアダプタのスペックにより、到達する温度と時間は異なります」との記載が。

そこでアダプタをiPadのものに変更してみると、きちんと高温も設定できるようになり、低温についても最初に使ったときよりちゃんと温まりました。


使っているアダプタの出力が何Wなのかということをいちいち把握していない私には、これはちょっとした罠でした(笑)。iphoneのACアダプタは見た目が同じでも世代によって出力が違うので、故障かな?と思ったらアダプタを変えてみるのが良さそう。

ちなみにパソコンのUSBポートに使用して使うのはNG。ですが、モバイルバッテリーに接続して使うのはOKなので、お出かけの際の身だしなみアイテムとしては使いやすいかもしれません。

『&ROSY』2024年10月号は8月22日(木)発売、は価格2100円(税込み)。ヒートブラシが2000円で手に入ると考えるとなかなかお値打ちなので、気になる人はぜひゲットしてみてください。

参考リンク:宝島CHANNEL楽天ブックスAmazon
執筆・撮影:森本マリ
Photo:(c)Pouch