日本でも浸透してきた “育休” こと育児休業。しかしそのいっぽうで、世間の風当たりはまだまだ厳しく、好意的に受け止めてもらえないこともしばしばです。
たとえ上司や同僚が協力的であっても、ワンオペ家事&育児に四苦八苦して、体はもうヘトヘト……。
俳優の柄本時生さんが育休パパを演じる東京ガスCM「育休パパ」篇では、そんな育児休業における理想と現実のギャップをリアルに描いています。
【これが理想だけれど…】
会社で育休を取得した2児のパパ(柄本さん)。ママはお仕事に行かなければならないので、家事も育児もたったひとりでこなさなければなりません。
想像するに、ものすご〜〜く大変そうですが……パパは涼しい顔でミッションをこなしていくのです。
誰よりも早く起床し、娘のキャラ弁を作って髪を結い、幼稚園へと送り出す。ママ友パパ友ともしっかり交流しつつ、将来のための勉強もこなし、娘と仲良く公園デートを楽しんだあと、疲れて帰ってくるママのためごはんを用意しています。
上司や同僚に「育休応援してるよ」「こっちはまかせて」と温かく見送ってもらえるところまで、すべてが理想的なんですけど!!!!!
【やはり現実は甘くなかった】
理想的な育休をとらえたCMの前半部分。これに対して後半部分では、育休のリアルを鋭く描いているのです。
育休にいい顔をしてくれない上司と同僚に、しぶしぶ送り出されたパパ。
その後は、ワンオペ家事&育児に挑戦するのですが……弁当はうまく作れないし、娘の髪も可愛く結ってあげられないし、義両親の手を借りなければ家事は永遠に片付かない。しかも、娘を幼稚園に迎えに行ったら「パパやだ〜〜〜!」と泣かれてしまうのです。つ、つらすぎる。
前半と比べると、どんどん部屋も散らかっているし、髪の毛はボサボサ&シャツもヨレヨレになっているような……(涙)。散々な育休ですが、この様子がとてもリアルだとSNSでは話題になっているんです。
【名作ぞろいの東京ガスCM】
ですが、育休は大変なことばかりではありません。
心身ともにお疲れ気味のパパでしたが、子どもの寝顔は可愛いし、いとおしい。疲れた体に鞭打って、不格好な夕飯を作ったときも、ママに「めちゃくちゃ感謝してる」と言ってもらえたから笑顔になれたーーー。そんな結末にほろりと泣かされてしまう、素敵なCMとなっています。
東京ガスのCMには名作が多く、過去には、青木さやかさん出演『家族の絆 似たもの親子』篇や、オタクの解像度が高すぎる『東京ガスCM「母の推し活」篇』が話題になりました。
今回ご紹介したCMは約5カ月前に公開された作品ですが、心にじんと来る名作なのでぜひご覧になってみて!
参照元:YouTube、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
▼撮影時には子役たちとずっと仲良しだったという柄本さん(ほっこり)
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