日本には四季があるけれど、近ごろでは春夏秋冬というよりも「春夏夏夏夏夏秋冬冬冬」という感じ……! 夏と冬だけ異様に長く感じるほど、暑さ・寒さが厳しくなっていますよね。
家をより快適な空間にするには「窓」を見直すといいそうです。窓を変えるだけで暑さ・寒さ対策になるのはもちろん、なんと「1窓10役」のメリットがあるのだとかっ!!
【住環境の見直しを考えるなら「窓」に注目】
お部屋の中にいるとき「なんだか寒いな…」と感じるのなら、窓に着目してみてください。
建具メーカーのYKK APによると、住まいの中でもっとも熱の出入りが多いのは「窓」なのだそう。冬には50%もの熱が逃げているうえに、夏には74%もの熱が入ってきてしまう(!)らしく、窓を見直すことでこれらが改善されるといいます。
【なんと「1窓10役」なんです】
さらにさらに、窓を快適にリフォームすることで「1窓10役」のメリットにつながるのだとか!
①寒さ対策
窓からの冷気を防いで冬の暖かさをキープ。断熱性能が大幅に向上する。
②暑さ対策
高性能な窓ガラスが夏の厳しい日差しや熱気を遮断して冷房効率がアップ!
③光熱費削減
暖房・冷房の効率が上がり年間で光熱費を大幅にカット。
④結露防止
窓ガラスに結露が発生しにくくなり、カビやダニの発生を抑制する。
⑤防音性能の向上
二重窓や高性能ガラスを取り入れることで外からの騒音をカット。
⑥紫外線カット
UVカット機能付きガラスが家具や床の日焼けを防いでくれる。
⑦防犯性アップ
強化ガラスや防犯フィルムを導入して窓からの侵入を防ぐ。
⑧健康維持
温度差の少ない快適な室内環境でヒートショックや風邪のリスクを低減。
⑨見た目の改善
デザイン性の高い窓で家全体の見た目がスタイリッシュに変化。
⑩環境への貢献
省エネ性能向上でエネルギー消費を削減→地球温暖化防止につながる。
YKK APが全国の20代〜60代の男女1万129名を対象におこなった調査によると、今の住まいに対する不満として多く挙げられていたのは「冬の寒さ・夏の暑さ」や「光熱費の高さ」でした。窓をリフォームすれば、こうした悩みをまるっと解決できちゃうというわけです。
【今なら補助金もらえるよ】
でも……窓のリフォームってお高いんじゃないの!?
そんなふうに思う人もいるでしょうが、2025年3月から交付申請がスタートする環境省「先進的窓リノベ2025事業」を活用すれば、工事費を含むリフォーム費用の約半分、1戸あたり5万円〜最大200万円の補助金が交付されるのだとか。
大がかりな工事をする必要はなく、既存の窓の内側に新しい窓を追加する「内窓」は1窓あたり約60分、「窓交換」でも半日程度で完了! 内窓はマンションでも設置可能で、現場復帰ができる施工方法で設置すれば賃貸住宅でも設置できる場合もあります。
補助金の申請手続きは事業者登録をしているリフォーム事業者が実施するため、最寄りのお店に「補助金を使って窓リフォームをしたい」と相談してみてください。今年も猛暑になるようですし、早めに対策しておきましょ♪
参照元:YKK AP、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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