帰省や旅行などで家を空ける機会が多い年末年始。これに乗じて空き巣の被害も増えるといいます。

そんな悲劇が自分の家に起こらないよう、防犯対策はしっかりとしておきたいもの!

家づくりのプロが教える「一戸建て・集合住宅でできる自宅の防犯対策」をご紹介します。

【防犯対策できてる?】

空き巣関連で物騒な事件も増えてきた昨今。平松建築が、一戸建て住宅(持ち家)に暮らす30〜70歳未満の男女1000人を対象に行った「自宅の防犯意識と対策」調査によると、

「自身または家族が空き巣や泥棒、強盗などの被害に遭ったことはある」

と回答した人は14.1%。「未遂はある」も5.1%いました。しかしそのいっぽうで、「費用がかかるから防犯対策ができていない」という声も多く挙がっているみたい。

【コスパ最強オススメ防犯設備・対策ランキング】

この結果を踏まえて、平松建築の社長・平松明展さんが「一戸建て・集合住宅でできる自宅の防犯対策」を提案しています。

ポイントは「泥棒や空き巣が嫌がる要素を満たすものをたくさん設置しておく」こと。泥棒専門の刑事さんの意見も取り入れた「コスパ最強オススメ防犯設備・対策ランキング」はこちら!

第1位「窓」
泥棒の一戸建ての侵入経路で1位、集合住宅では2位が「窓」。窓が小さく、少ないと侵入されにくくなります。

窓を少なくする、小さくする、高めに設置する、防犯性の高いシャッターを設置する、二重ロックにする、防犯フィルム付きの窓にする。または、市販の防犯フィルムを貼る、鍵をもうひとつ別で設ける、格子を後づけする、といった対策も有効!

第2位「高い塀・植栽をやめる」
プライバシーを確保するには有効ですが、死角になる空間ができて、泥棒にとって仕事がしやすい環境を提供してしまうことも。

すでに植栽しているなら、植木を剪定して見通しを良くすること。ブロック塀の場合は、撤去・修繕・やり替えなどに補助金・助成金を出している自治体もあるため、活用してもいいかも。

第3位「防犯カメラとインターホン」
泥棒は、記憶・記録されることを嫌います。

防犯カメラを設置して「防犯カメラ作動中」と表示することで抑止力アップ、インターホンにも録画機能付きのものを選びましょう。防犯カメラとインターホンは録画データをクラウド保存できると尚よし。

第4位「人感センサー付きライト」
光は泥棒が嫌がる要素のひとつ。建物の外周部で死角になりそうなところや勝手口、玄関などに設置しましょう。

数千円あれば、玄関周りに元々ついているライトを人感センサー付きに変えることもできます。

第5位「防犯砂利」
軽く踏むだけで大きな音を出し、侵入者の存在を知らせてくれる特殊な砂利。庭やベランダに敷くと効果的です。

【頭に入れておきたい「3つの注意点」】

そのほか、防犯対策で注意してほしいのは次の3点です。

①「脚立」など足場になるものを家の周囲に置かない
②侵入されやすい「勝手口」はより防犯性を意識して
③「うるさくて暗い立地」は狙われやすい

幹線道路のそばなど、騒がしい上に街灯も人通りも少ないところは、泥棒にとって好都合な場所です。近所づきあいを良くしたり、室内に誰もいなくても「行ってきます」と言って外出したり、電気やテレビをつけっぱなしで出かけたりするのも効果的なのだとか。

頭にとどめておくといいかもしれません。

参照元:プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch