全世界で累計1億2000万部以上を売り上げてきたパトリシア・コーンウェルの代表作『検屍官』シリーズ。いまでこそおなじみとなっている「法医学ミステリー」というジャンルにいち早く焦点をあてた作品です。

長らく映像化が望まれていた本作がついにドラマになりました。連続殺人と過去の因縁が交錯する、物語の行き着く先とは───。

毎週金曜は各配信サイトで観られるオススメ作品を紹介する日。

今週もよく頑張った……週末はおうちでゴロゴロしながらPrime Videoで独占配信『スカーペッタ』シーズン1を観て、カウチポテトになっちゃお〜!

【あらすじ】

アメリカ・バージニア州の検屍局長に復職することになった法医病理学者ケイ・スカーペッタ。着任早々に起きた事件は、28年前の連続殺人事件を彷彿とさせるものでした。

ケイはこの連続殺人事件で犯人を見つけ、一躍名を挙げたという過去があります。けれど、いま起きた事件の遺留物には、当時犯人ではないと判断した男の指紋がついていたのです。

まさか自分は「冤罪」を生んでしまったのだろうか。その真相を探るべく、かつてともに捜査をしていた元刑事マリーノに協力を仰ぎ調査に乗り出すことに。

【ココが見どころ!】

<その1:過去と未来が交錯する物語>

本作の軸となるのは「類似した2つの事件」。ケイが初めて検屍局長に就任した28年前の連続殺人事件と、まさにいま起きている殺人事件です。

犠牲者はいずれも女性。皆、両手を縛られて無残な姿で殺されていました。けれど……犯人は28年前に明らかになっているはず。なぜいまになってこのような事件が起きるのか。

シーズン1は、小説シリーズの1作目『検屍官』と25作目『禍根』をもとに描かれています。28年という月日を行き来しながら、若かりし頃のケイと現在のケイが事件を紐解いていく、ドラマオリジナルの構成がおもしろい!

<その2:妻が抱える秘密、夫の心の闇>

幼いころに父親を目の前で殺されてから「死」というものに取り憑かれてしまったケイ。この経験はケイのなかで長らくトラウマになっています。

しかし彼女が抱える秘密はこれだけではなかった。しかもその秘密は、28年前の殺人事件の真相と大きく関係していたのです。

この秘密のせいで、仲睦まじかった夫ベントンとの関係も危うくなっていきます。ところが、ベントンのほうにも「誰にも知られたくない超ド級の秘密」があるようで……?

<その3:その終わり方、なに!? さまざまな謎が残るラスト>

1話あたり49分~56分×全8話で構成される本作。すべて鑑賞し終えたとき、ほとんどの人が「え、ここで終わりなの!?」と度肝を抜かれることでしょう。

シーズン1は実に衝撃的な場面で幕を閉じます。おまけに、さまざまな謎を残したまま終わってしまうという……。

これで終わりにされてはたまったものではない、と思っていましたが、一部報道では「すでにシーズン2制作が決定している」とも伝えられています。原作となっている小説は1990年~現在まで続いていることですし、まだまだドラマも続くのかも。

【海外ドラマファンには嬉しい配役も】

ケイは28年前の事件で出会ったベントンと結婚し、姉ドロシー、姉と結婚したマリーノ(ケイとバディを組んでいる元刑事)、姪のルーシーと一緒に暮らしています。

ケイを演じているのは、本作で製作総指揮も務めているニコール・キッドマンさん。そしてベントンを演じているのは、人気ドラマ『メンタリスト』で主役・ジェーンを演じたサイモン・ベイカーさん。なんとベントンの吹き替えの声は、『メンタリスト』ジェーンと同じ郷田ほづみさんが担当しているんですよ。

さらにさらに、若かりし頃のドロシーを演じているのは『メンタリスト』に出演しているあの俳優さんなのです。海外ドラマファンはそのあたりにも注目していただければと~っ!!

■今回ご紹介した作品

スカーペッタ』シーズン1
Prime Videoにて独占配信中

※カウチポテトとは:ソファや寝椅子でくつろいでポテトチップをかじりながらテレビやビデオを見て過ごすようなライフスタイルのこと。

執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:© Amazon MGM Studios、© Amazon Content Services LLC