【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、ネタバレありの本音レビューをします。
今回ピックアップするのは二階堂ふみ主演の最新作『生理ちゃん』(2019年11月8日公開)です。本作は小山健の同名コミックの実写映画化。WEBメディア「オモコロ」で連載されている作品で、累計2000万PV突破のヒット作です。生理がくると突然やってくる生理ちゃんを通して見えてくる、女の子たちのモヤモヤな気持ち……。では物語からご紹介しましょう。
【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、ネタバレありの本音レビューをします。
今回ピックアップするのは二階堂ふみ主演の最新作『生理ちゃん』(2019年11月8日公開)です。本作は小山健の同名コミックの実写映画化。WEBメディア「オモコロ」で連載されている作品で、累計2000万PV突破のヒット作です。生理がくると突然やってくる生理ちゃんを通して見えてくる、女の子たちのモヤモヤな気持ち……。では物語からご紹介しましょう。
「男性なのに、なぜこんなにも女性の気持ちがわかるんだろう……!」
これは、漫画家でイラストレーターの小山健さんが手がけた漫画『生理ちゃん』を始めて読んだときに、わたしがまず最初に抱いた感想です。
ウェブメディア「オモコロ」で公開され累計500万PVを達成した『生理ちゃん』は、タイトルそのまま、月に1度やってくる生理をテーマにした作品。
生理を “生理ちゃん” として擬人化、年齢問わずさまざまな境遇にある女性たちの身に起こる出来事を、ユーモラスながらも鋭い視線でとらえた作品なんです。
そんな『生理ちゃん』が待望の書籍化を果たし、2018年6月11日にめでたく発売されました。
販売元のKADOKAWAから本が届いたので、ウェブから毎週読んでいたガチ読者のわたしは、さっそく読んでみるとこに。