日本語がそのまま英語になっている食べ物といえば、スシ、テンプラ、スキヤキが頭に浮かぶ人も多いでしょう。しかし、それだけではありません。いまや “ヤキソバ” もアメリカではそのまま使用されている食べ物の名前のひとつ。マルチャンでおなじみの東洋水産は北米でも大きくビジネスを展開。最近ではYakisobaの名称でインスタントヤキソバを発売しています。
「あの日本のソースヤキソバが食べられるのね!」とスーパーへ行くも、並んでいるヤキソバは、なんとも私たち日本人の考える焼きそばとは遠くかけ離れたフレーバーばかり。「いや!でもマルちゃんが作っているのだ!美味しいに違いない。」と、さっそく試してみることに。記者はその中からチェダーチーズをチョイスしてみました。
驚いたのはまずその作り方です。熱湯ではなく水を注ぎ、電子レンジで4分調理します。そして1分、少々冷えるのを待ったあと、お湯を捨てずに別袋に入ったソースパウダーを混ぜてミックスするのです。
乾燥麺は日本の焼きそばより太めで縮れたきしめんのようです。電子レンジ調理が終わると水分をすべて麺が吸収しており、捨てるようなお湯は残っていません。そして、ソースパウダーを開けてふりかけると、チーズ味のスナック菓子の香りがプーンと漂ってきました。焼きそばというより確実にお菓子の匂いです。
その香りで恐れをなした記者ですが、おそるおそる口にしてみると、、、。小麦粉の風味が強く少々くせのあるチープな麺の味がします。その後、やはりスナック菓子のチーズ味といった香りが鼻から抜けていきました。これは100%日本人が想像するヤキソバの味ではありません。例えるなら、インスタントパスタでしょうか。記者は完食しましたが「もう2度と食べることはない」と思います。
ちなみに、テリヤキビーフ、ローストチキンなどに加え、トマト&バジルやハラペーニョチェダーなどのフレーバーもあるので、アメリカご旅行の際は一度試してみてはいかがでしょうか。
コメントをどうぞ