【第34回 願掛けを試してみませんか】

恋愛に限らず、仕事や人間関係において「イマイチうまくいかないな」という時、もちろん自分自身で努力することも大切ですが、時には占い・お守り・おまじない等のスピリチュアルなものに頼りたくなることもありますよね。

女性は男性に比べて、スピリチュアル的なものを好きだという人が多いと言われていますが、時代の流れと共に流行もあるようです。今回は、私たち女性の、心のよりどころとなってくれている占い・お守り・おまじない等の歴史を紐解いてみましょう。

数年前、爆発的なヒットを遂げたのが「ポクポン」です。毛糸をぐるぐる巻きにして作られたタイの人形で、約5年ほど前に大ブームになりましたね。キーホルダーやケータイストラップとして、肌身離さず身につけることによって願いが叶うとされ、叶えたい願い事の内容ごとに、何百種類というポクポンが存在します。

なお、持ち主の代わりに災厄を引き受けるともいわれていて、ポクポンが壊れた際は、厄を食べてくれた証なのだそう。壊れた後は、捨てたりせずに、お部屋の大切なところに保管しておきましょう、とのこと。流行った当時、「そういえば買った!」と、思い出した人も多いのではないでしょうか? 大切に保管してあげてくださいね。

某テレビ番組で取り上げられたことによって、いっきに注目が高まり、挙句の果てには類似品まで出回ったのが「ボージョボー人形」です。サイパンの願掛け人形で、足や腕の組み方によって恋愛運・金運・健康運に関する願い事が叶うと信じられています。見えるところに吊るす、というルールもあるのですが、「そういえば、流行った当時に購入したボージョボー人形が部屋の何処かにあったかも!」という人は、久しぶりに飾ってみては如何でしょう?

一番記憶に新しいのは、なんといっても「エケコ人形」ではないでしょうか。ボリビアで売られている小太りのおじさんの姿をした人形で、自分が手に入れたいもののミニチュアを持たせると、それが手に入るとされています。エケコ人形はたいそう太っ腹で、手に入れたいもののミニチュアは、何個持たせてもOKとのこと。

そのため、たいていのエケコ人形は、お札など様々なミニチュアをくくりつけられていて、胴体が見えなくなっているのが一般的です。尚、マルボロのメンソールライトが大好物だそうで、火曜日と金曜日に吸わせると(エケコ人形は、口を開けているので、咥えさせてあげてください。火事の心配があるので、火はつけないでくださいね)願いが叶いやすいですよ。お持ちのかたは是非お試しを。

こうして見ると、人形に願いを託する方法が多いようですが、最近では月へ向けての願掛けがブームになりつつありますね。「新月アファメーション」もしくは「新月デクラレーション」という名称で、新月に併せて手書きで願いを書くとやがて叶うといわれています。お金がかからない方法ですし、試してみる価値は大いにあるといって良いでしょう。

新月になった時刻から48時間以内に書く! というルールがあり、「簡単じゃん」と思いきや、「この時間はNG」というボイドタイムなるものも存在し、さらには「~ように」ではなく「~です」「~ます」という完了形で書く、願い事は2個以上10個以内などなど、凝り出したらキリがないくらいなのですが、この新月の願掛けで、思わぬ臨時収入を得たり、大きな仕事が入ってきたり、さらには結婚したという人もいます。

次の新月は25日の15時14分です。月に願いを託してみては如何でしょう。

(恋愛コラムニスト=菊池 美佳子

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