新年早々に、JR東日本が山手線の新駅設置を検討していることが明らかになりました。もしも本当に建設されることになれば、1971年に西日暮里駅が開業してから40年ぶりになるとのこと。その建設予定地は田町駅と品川駅の間になるそうです。

そこでユニークなトリビアをご紹介しましょう。実はこの2つの駅の間には、驚くほど天井が低いトンネルがあるのです。線路と道路の真下を通るこのトンネル、高さ制限はわずか1.5メートル。日本人男性の平均身長は170センチと言われていますから、その低さのほどがうかがえると思います。実際に通ってみたのですが、天井が迫ってくるようで、ちょっと怖い……。

トンネルは長さ約200メートル。中は入り口ほど低くはないものの、せいぜい180センチあるかないかの高さです。身長170センチ以上の人であれば、頭を打つような気がして、思わず屈んで歩いてしまうでしょう。高さだけでなく、横幅も割りと狭く感じます。歩行者用の縁石はありますが、あまり安全とは言い切れない印象を受けます。

大雨が降ったときなどには、確実に冠水して通れなくなるでしょう。通行にはあまり相応しくないように思うのですが、近隣の人には重宝しているはずです。何しろ線路の向こう側に行くためには、田町駅か品川駅に行くか、田町寄りの札の辻橋を渡らなければなりません。このトンネルのおかげで大幅に時間を短縮できるのです。

もしも新駅の建設が決定すれば、このトンネルの真上にホームや改札ができることになるでしょう。そうなった場合には、このトンネルはどうなってしまうのでしょう。若干危険な感じのするトンネルですが、是非とものこしてもらいたいものです。近隣の方々には必要とされているはずですから。

(文、写真=チャーミー)

▼ 天井が低すぎるトンネル


▼ 高さ制限1.5メートル

▼ 中はちょっと幻想的。映画に出てきそうな雰囲気

▼ 手を伸ばせば天井に届きます