Pouch読者の皆さんの中には、「毎日、食事は自炊している」という方たちも多いことでしょう。自分が食べたいものを作れるという楽しみはあるものの、朝食・夕食にお弁当と自炊が続けば、「作る時間がない」「何も作る気が起きない」なんてときだってありますよね?

そんなときに役立つのが、ストック料理。一度に作って冷蔵庫や冷凍庫で保存できる、いろいろな料理に応用して使えるというのはとてもありたがいものです。今回は、そんな「ストックしとくとめちゃめちゃ重宝しちゃうよ!」な料理のひとつ、肉味噌の作り方をご紹介します。参考にするのは、マンガ『銀のスプーン』3巻(小沢真理/講談社)のレシピ。

用意する食材は、豚ひき肉400g、好みの野菜、きのこ、しょうが1片、長ネギ1本、にんにく1偏片、赤唐辛子。調味料は、ごま油、酒、味噌、砂糖、しょうゆ、塩、黒こしょう。今回、野菜は玉ねぎ、人参、ピーマン、きのこはしめじを使いました。

【作り方】
1、しょうが、長ネギ、にんにく、野菜、きのこなどをみじん切りにする。

2、豚ひき肉と赤唐辛子をごま油大さじ1で中火で炒め、塩少々をふる。

3、1を加えさらに炒め、肉に焼き色がついたら酒大さじ2を加える。沸騰したら味噌大さじ2、砂糖大さじ2、しょうゆ大さじ1を入れる。水分がなくなるまで炒め、黒こしょう少々をふる。

なんとも簡単! みじん切りはフードプロセッサーにおまかせしたのでなおさら楽チン。これなら料理下手な人でも時間がない人でもノープロブレム! しかも、見た目はいっちょまえに「なんだかすっごく手料理っぽい!」感が漂っているところもポイント高しです。

ではでは、さっそく味見を……あら、おいしい! ちょっと甘辛な味噌味って日本人なら誰もが大好きな味じゃないですか? とりあえずはマンガに載っていたとおり、素うどんにかけていただいてみましょう!

……うん、間違いない。うどんに合わないわけないって思ったけど、予想通りというか予想した以上においしいです、これは。

そしてこの肉味噌、応用力もハンパなく高いです。こうしてお汁の入った素うどんにかけてもおいしいし、ただのうどんに載せてもジャージャー麺みたいでイケます。ご飯にも合うので、そぼろみたいに弁当の白飯の上に載せてもいい。オムレツの具にもよさそうだし、冷や奴のトッピングにもよさそう。ダイエット中ならレタスに挟んでわしわし食べるのもヘルシーでいいかも。

豚ひき肉400gに野菜たっぷり入れるとかなり大量に作れますので、一度に作ってストックしておけばなにかと重宝しますよ~♪ 冷蔵庫だけでなく冷凍庫での保存も可能です。

マンガ『銀のスプーン』は現在4巻まで発売中&『Kiss』にて好評連載中です。病気で入院した母に代わって台所に立つことになった高校3年生の男の子・律。3巻では無事大学に入学し、入院していた母も退院。律の大学生活や弟の調、妹の奏の学校生活などがさまざまな料理とともに描かれています。

やわらかなテイストの絵柄とおいしそうなお料理に、読んでいるだけで心がほんわか。肉味噌うどんのほかにも3巻にはカレードリアやガトーショコラなど作ってみたくなるお料理がいろいろ。レシピ入りで出てきますので、ぜひ試してみてくださいね!

(料理、写真、文= 鷺ノ宮やよい)

参考元:『銀のスプーン』(http://goo.gl/8Pr6p)

▼レシピもしっかり載っているので、どのお料理も自分でも簡単に再現できちゃうよ♪