先日わたしは九州地方に行ってきたのですが、九州の “食” は何でもウマい! 困ってしまうほどに何を食べてもウマいのです。九州料理に慣れていない人が1カ月も九州食べ歩きしたら、間違いなく太ってしまうことでしょう。それほどウマい。感動しました!

そんな九州地方の中心地といえば福岡県。そして福岡、特に博多といえば明太子! 福岡土産といえば「ふくや」や「福さ屋」の明太子が有名で、普通の辛子明太子をチョイスしがちですが、実は“ちょっと変わった明太子”がいろいろ売られているってご存知でしたか?

ということで今回は、福岡の博多で売られていた“ちょっと変わった明太子”を片っ端から現地で試食。なかでも「コレは!」と思った4種類を購入し、編集部で実食レビューしてみましたーっ!

『ゆず胡椒めんたい子 昆布漬』
まずトップバッターは、名前からして「絶対うまい!」と確信の持てる、株式会社西昆の『ゆず胡椒めんたい子 昆布漬』です。その名の通り、ゆず胡椒+昆布+明太子といった食品なのですが、当然ながら激うまい!

口の中に入れたときに、パァ~っと広がるゆず胡椒のサワヤカな香り。その後に昆布のしっかりとした味がしてきて、最後の最後に明太子パラダイス! 実に華やか、実に新鮮な風味です。編集部内での人気も圧倒的で、「ごはんに合う」「お茶うけとしてもいい」などの意見が出ていました。

『出来る男明太シリーズ 烏賊墨明太(いかすみめんたい)』
続いては、イカ+イカスミ+明太子という変わり種、「福太郎」ブランドの『出来る男明太シリーズ 烏賊墨明太(いかすみめんたい)』です。イカ&めんたい好きなら100%好きなる組み合わせでして、実際に食べてみても超濃厚なイカ+めんたいこによる見事な融合といった具合。

編集部内の意見では、多数の者が「お酒が飲みたくなる味」と証言。他に何か感想は? と聞いても、「やっぱりお酒が飲みたくなる!」と、とにかくお酒を誘う、濃厚かつまろやかな風味です。お酒だけではなく、ごはんに載せてもウマかった!

『ガールズめんたい バジルチーズ』
続いても福太郎ブランドの変わり種、チーズと明太子を組み合わせた『ガールズめんたい バジルチーズ』
です。一体何が「ガールズ」なのか。本当にウマいのか?と食べる前はいろいろ心配になる商品ですが、口に入れたその瞬間、疑ってごめんなさいと土下座したくなりました。

まず、バジル風味の濃厚チーズが激ウマい。バターナイフですくって、フランスパンに塗りたくなるレベルです。そして、そのチーズの味に隠れるように、密かに主張するツブツブ明太子のバックアップ。もうちょっと明太子が主張してもイイかな……とも思いましたが、想像以上に美味しかった商品ナンバーワンでした。

『梅めんたい(切子)』
最後はシンプルながら「絶対にうまい!」とある程度予想ができる、「やまや」の『梅めんたい(切子)』です。分厚くボリューム満点な明太子の上に、さわやかな梅ダレがかかっています。口に運ぶと……濃厚なのに梅風味でサッパリ! ところがその後に、ピリリとした明太子の辛さが口の中に広がります。

味は当然ながらウマいといった感じで、味もウマさも想像通り。ごはんに合うのも当然で、ある意味、もっとも安定感のある“ちょっと変わった明太子”と言えるでしょう。おみやげにもピッタリだと思いますよ♪

――以上4種類。どれが一番ウマかったのかは、実食した編集部員の意見が全員バラバラだったので決定できず。でも全員、二言目には「全部ウマかったけど」という言葉がついて来ました。博多の明太子は何を食べてもハズレなし!

(写真、文=長州ちなみ