近頃、ワインを楽しめるレストランやバーは、薄暗い照明がほとんど。もちろん女子的には、赤くなった顔を好きな男子に直視されるよりもよっぽど都合が良いのですが、ワインを純粋に楽しむのであれば「ちょっと暗過ぎる」というのが専門家の見解のよう。

というのも、特に赤ワインに関しては、ワインの色そのものがワインの味をよくあらわしているから。熟成度合いなどから飲む前に味を推測する「ブラインドテイスティング」に参考になるのが「ワインの色」なのに、暗過ぎて肝心の色がよくわからないというのは、確かにワイン通にとって残念な点かもしれません。

今、「私にはそんなの関係な~い」って思ったそこのあなた。そんなこと言わないで。ワインの色で味がわかるようになったら、ワインと接するのが今よりもっと楽しくなりますよっ! 海外サイト『winefolly.com』に掲載されていた「赤ワインの色の見方」で、一緒にお勉強しましょっ!

簡単にいうと、赤ワインの色には、そのワインの「年齢」「品種」「味」「酸味」が出ているのだそう。同じ赤ワインでも品種によって色が微妙に異なるだなんて、なんだか興味深いですよね。

それでは早速、知っておくと役立つ「色で見る赤ワイン豆知識」をご紹介しましょう。色を見る際には、必ず白熱灯のような明るい光の下で行うことが鉄則です。また、瓶内に空気が入ってしまった状態で保存した場合は、熟成ではなく酸化してしまうので、その結果色が変化してしまうという場合もあります。

1.色の濃いワインには、ワインの渋みの元である『タンニン』が多く含まれている。

2.赤ワインの入ったグラスを傾けたとき、ワインとグラスの間に青っぽい光がある場合は、酸性度合いが強めである。

3.一般的に、赤ワインは不透明であるほど熟成している(ただしイタリアワインなどは主にフィルタリングしていないため、元々不透明である場合が多い)。

4.カベルネ・ソーヴィニヨンは、やや不透明な色が特徴で、熟成するにつれ、青みがかった赤色からほんのりブラウンがかったオレンジ色になる(青みがあり色が暗いということは、酸性が強いということ)。

5.メルローは、カベルネより若干色が軽めでわかりにくいが、オレンジがかった赤レンガのような色が大きな特徴である。スペインのテンプラリーニョやイタリアのサンジョベーゼ、同じくイタリアのモンテプルチャーノも同様の色をしている。

6.シラーは、若いうちから黒みがかった紫色のような、不透明な色をしている。

7.若いピノノワールやブルゴーニュワインは、ベリーのような淡い赤色をしており、透明度が高く、非常に判別しやすい。

8.熟成を重ねたピノノワールやブルゴーニュワインは、カベルネ同様ブラウンがかったオレンジ色になるのだが、色は薄く、透明度は高いままである。

いかがでしたか? これらの知識を頭の片隅に入れておけば、今後ワインを選ぶ参考になることはもちろん、ワインを飲むのがもっと楽しくなるはず! ワイン好き男子とのデートやワイン女子会などで、積極的に活用してみてくださいね~。

(文=田端あんじ)

参考元:winefolly.com(http://goo.gl/O0714

▼この色が目安だよっ☆