皆さん、パエリアって好きですか? 記者は大好きで、いつもスペイン料理屋さんに行くと注文します。作るのが難しいのかと思っていたのですが、先日作ってみたら超簡単だったのです!

しかも、家に友人が来た時に出してみましたら、パエリアっておもてなし料理に最適だということもわかりました。

なぜなら、1.ワインに合うので飲兵衛部活動に最適 2.洗い物が少ない 3.友人が来るまでにできあがっていなくても、できたてが食べられるから喜ばれる(むしろ、来てから最後の仕上げをした方が良いくらい) 4.材料は普通のスーパーで買えるものばかり 5.フライパンごとテーブルに出せば良いので、盛りつけいらず&給仕いらず 6.見た目は豪華だけど、材料費はそれほどかからない 7.焦げても大丈夫(むしろ、焦げがおいしい)ので失敗の恐れがない 等々、メリットがいっぱいだったのです。

というわけで、さっそく作り方を紹介しましょう。


【材料】3〜4人分
・ 鳥もも肉(またはシーフード) 300g
・ 有頭エビ 6〜10尾
・ たまねぎ 1個
・ トマト 1個
・ パプリカ 1個(今回は黄色と赤を半分ずつ)
・ ピーマン 1/4
・ レモン 半分
・ 米(無洗米か、洗ってざるにあけて水を切っておく) 2合
・ にんにく 適量(今回はチューブタイプのもの2センチくらい)
・ サフラン ひとつまみ(なくても可)
・ ローリエ 1枚
・ 顆粒コンソメ 大さじ3
・ シーズニングソルト(または岩か塩) 適量
・ こしょう 適量(今回は黒こしょう)
・ オリーブオイル(またはサラダ油) 適量
・ 白ワイン 200cc
・ 水 100cc〜200cc

パエリアは、日本ではシーフードが使われているものが主流ですが、本場スペイン・アンダルシアでは鶏肉やうさぎ肉を使ったものが主流とのこと。エビがあったほうがパエリア気分が盛り上がるので、今回は載せてみましたが、鶏肉だけでも十分おいしいです。つまり、実はエビも「なくても可」です。

【作り方】
1.
たまねぎをみじん切り、鶏肉を一口大、トマト、パプリカ、ピーマンを薄く細切りにする。エビは軽く水洗いをしておく。

2.
ふたのある大きめのフライパンにオリーブオイルをしき、たまねぎと鶏肉、ニンニクを入れて強火で炒める。

3.
たまねぎが透明になったら、米とコンソメを入れて、米が透き通るまで中火で炒める。

4.
いったん火を止め、3の上にサフランを散らし、その上に「このままテーブルに出すぞ!」という気合いでトマト、パプリカ、ピーマン、エビ、ローレルを並べる。その上から胡椒とシーズニングソルトを散らす。(ここまでできていれば、友人がいつ来ても心配無用です。)

5.
白ワインを100ccエビたちの上から注いで、フライパンのふたをしめて強火で加熱する。

6.
水分が飛んだら、強火にしたまま、もう一度ワインを100cc注いでレモンのスライスを乗せ、ふたをしめる。その後、水分が飛んだら水を100cc注いでふたをしめ、水分が飛ぶまで中火で加熱。

7.
端っこをちょっと食べてみて、お米に芯がないかを確認。芯があるときは水をさらに100cc注いで、水分が飛ぶまでふたを閉めて中火で加熱。

以上! 「お焦げには発ガン性があるのでは?」と心配する皆さん、最近の研究で、お焦げを毎日ボール1杯くらい食べなければ、発がん率は上がらないとわかったらしいので大丈夫ですよ!

とにかく簡単だし、あとはサラダでも出せば、テーブルの上が華やかになることまちがいなし! 皆さんも一度やってみてはいかがでしょうか。

(文、写真=山川ほたる