水の上に水滴を落とせば、水滴はそのまま水に吸い込まれて、同化する。コレ、誰もが知っている事実ですよね。
しかし今回、動画サイトyoutubeで発見した映像には、そんな常識を覆す驚きの瞬間が映し出されています。
なんと水滴が、水の上を「ぷるぷるぷる」と移動しているではありませんか! あまりのことに、「コレ本当は、水も水滴も本物じゃなくて、ゼリーかなんかでできてるんじゃないの?」なんて、疑っちゃうっ!
実はこちらは、メキシコ国立自治大学の物理学者Pablo Cabrera-Garcia氏とRoberto Zenit氏が行った実験動画。水を普通の水ではなく「石鹸水」にし、なおかつ水面に振動を与え続けることで、水滴が水の表面に留まることができているのだとか。
水は本来、自らの表面積を小さくしようとする力『表面張力』を持っており、だから水滴は丸くなるのだそう。ここに石けんや洗剤を溶かすと『表面張力』が弱くなるので、水が丸くならずに表面積が大きい膜になりやすくなります。さらに振動がプラスされることによって、水滴がほぼ永続的にバウンドを繰り返すため、水滴を水面上に保つことができると考えられるようです。
「ぷるぷるぷる」と次第に増えていく、大きくてまんまるな水滴。コレ、実際に自分でも実験してみたくなっちゃいますよね。実験を行ったおふたり曰く、「スピーカーの振動を利用するといいよ」とのことなので、ご自宅にいる方は早速挑戦してみてはいかが?
(文=田端あんじ)
参考元:youtube.com( http://goo.gl/vo5J1)
▼カエルの卵にもみえるよね……
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