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集英社の人気雑誌『週刊少年ジャンプ』。少年誌とはうたっていますが、様々なジャンルの漫画が掲載されていて読者を選ばない! 愛読している女子の皆さんも多いのではないでしょうか? 私もです♪

お隣韓国にも『ジャンプ』という漫画雑誌があるそう。週刊少年ジャンプの翻訳版かな? と思いきや、あれ? ジャンプで連載中の『BLEACH』や『ヒカルの碁』とサンデーの『名探偵コナン』が一緒に載ってる!? しかもよく見たら「週刊」じゃなくて「隔週刊」だった! 何これ!?

この『隔週刊ジャンプ』は韓国のソウル文化社が発行している漫画誌だそう。同じ「ジャンプ」という名称ですが、私達がよく知っているあのジャンプとは全く違う雑誌です。

とはいえ、『BLEACH』・『ヒカルの碁』のジャンプは集英社、『名探偵コナン』のサンデーは小学館。どうしてこれらが同じ雑誌で連載されているのかしら? 調べてみたところ、過去に少なくとも以下の作品が掲載されていた模様です。

『BLEACH』(週刊少年ジャンプ:集英社)
『ヒカルの碁』(週刊少年ジャンプ:集英社)
『エンバーミング』 (ジャンプSQ:集英社)
『金田一少年の事件簿』 (週刊少年マガジン:講談社)
『XXXHOLiC』 (週刊ヤングマガジン:講談社)
『名探偵コナン』 (週刊少年サンデー:小学館)
『PLUTO』(ビッグコミックオリジナル:小学館)
『元祖! 浦安鉄筋家族』 (週刊少年チャンピオン:秋田書店)

何これ、ちょっと! かなり豪華な顔ぶれじゃない!? なんでこんなことになるの!?

韓国の出版社関係者に伺ったところ、『隔週刊ジャンプ』では、雑誌単位の契約ではなく、作品単位で契約しているそうです。それゆえ日本では異なる雑誌の漫画が一度に掲載できるとのこと。この日本ではありえない夢の共演にはそんな秘密があったんですね。

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『隔週刊ジャンプ』は表紙からは韓国の漫画、裏表紙から日本の漫画が掲載されているリバーシブル仕様です。というのも、日本の漫画は右開き、韓国の漫画は左開きのため、このような掲載方法になったのだとか。なんだか得したような気分になったのは私だけかしら?

漫画ひとつとっても面白いものですね。『隔週刊ジャンプ』は日本ではなかなか手に入らないようですが、Web版もあるみたい。韓国語を勉強中の方はチェックしてみてもいいかもしれませんよ。

(写真、文=おおさか もぐみ)

▼出ましたっ! 韓国の『隔週刊ジャンプ』

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▼右下にご注目

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▼あっ!

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▼左から開くと韓国の漫画

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▼右から開くと日本の漫画、これは『ヒカルの碁』だね!

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