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今年、20年に一度の式年遷宮を迎えた、伊勢神宮。

日本最強ともいわれるパワースポットに立ち込める「神気」が、遷宮によるお社建て替えによってさらに若々しくパワーアップすると言われているこの地へ、先日訪れた記者。

今回はいよいよ、伊勢神宮の正宮がある、外宮・内宮へみなさんをご案内しちゃいますよ!

伊勢神宮は、大小125の社から成る、いわば一大ファミリー。外宮と内宮にはその中心「正宮」があり、外宮には豊受大御神(とようけのおおみかみ)が、内宮には天照大御神(あまてらすおおみかみ)が、それぞれお祀りされていることで知られています。

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【参拝する前に知っておきたいこと3つ】

参拝へ出発する前に、まずはこの3点を押さえておきましょう。

1 外宮→内宮の順に参拝するのが基本
まず外宮で「無事に過ごしています」と日々の感謝を伝え、次に内宮で社会の安泰を祈願する。これが伊勢神宮参拝の基本であり、昔からの習わしなのだとか。

2 参拝のベストタイムは早朝
1日のうちでもっとも神気が感じられる時間が、早朝。内宮へ参拝する際は、神宮会館へ宿泊しそのまま早朝参拝へ、というのが記者おススメのコースです。

3 参拝時はスニーカーなど、極力歩きやすい靴を履こう
参拝にかかる時間は外宮が30分、内宮が1時間半ほど。また玉砂利なので、歩きやすい靴で行くのがベストでしょう。

【外宮・内宮参拝において知っておいて損はない5つのこと】

外宮は、衣食住、そして産業の守護神。そして内宮は万物を育てる太陽、といわれています。

1 参道を歩く際、外宮は左、内宮は右側を歩こう
参道を歩く際は中央を避け、外宮は左側、内宮は右側を歩くようにしましょう。これは、神様のいる御正殿になるべく遠いところから進むため、ともいわれています。

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2 お参りは、2拝2拍手1拝で

2拝、つまり2度90度ほど体を前傾させる深いお辞儀をし、2度手を打って、再び深く頭を下げる。これが正宮参拝の基本です。

3 外宮・内宮ともに、正宮では個人的な願い事はしない
神聖なる正宮は、神様への感謝や参拝に来たご挨拶をする場。そのため願い事をしたい場合は、外宮内ならば荒魂(あらたま)をお祀りしている『『多賀宮』(たかのみや)』で、内宮内ならば天照大神の魂が活動的になった状態をお祀りしている『荒祭宮(あらまつりのみや)』で行うと良いみたい。

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4 毎月1日・11日・21日は、神馬牽参(しんめけんざん)を見ることができる
この日のみ、神様の馬、神馬が正宮を参拝する姿を参道から見学することができます。ちなみに時間は午前8時ごろですので、見たいという方はぜひ。

5 内宮参拝時、正宮に行く前に、『滝祭神(たきまつりのかみ)』に立ち寄るべし
内宮『五十鈴川御手洗』の近くにある小さなお宮『滝祭神(たきまつりのかみ)』。こちらは神様、つまり天照大御神に事前にアポイントをとる場所、といわれており、こちらにお参りすると、あなたが来たということをあらかじめ伝えておいてくださるのだとか。

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【参拝を終えて】

外宮の神気もむろんさることながら、個人的には内宮の神気に圧倒されました。マイナスイオンで自分自身の気がフルチャージされた、そんな印象を持ったのを覚えています。記者が内宮を訪れた日は運悪く雨天でしたが、そのおかげで、宇治橋から見える五十鈴川の美しさや正宮へ向かう三婆石の石段の艶めかしい緑など、風情豊かな風景を堪能することができました。

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外宮・内宮の、外とは明らかに異なる神気。これを味わうだけでも、伊勢に行く価値は十分にあるような気がします。特に厄年を迎える30代女子のみなさま(30代は2回もあるんだもの!嫌になっちゃう!)、枯渇寸前のパワーをチャージすべく、ぜひ今年は伊勢参りに足を運んでみてはいかがでしょうか。

(写真、文=田端あんじ)

▼外宮・内宮の至るところで見られる、新しいお社の姿

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▼外宮にある、寝ているお地蔵さんのようなカタチをした『寝地蔵石』。看板などは出ていないので見つけるのは結構大変かも?

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