先日ネットで話題になっていた、とある水族館で行われているコツメカワウソとの握手会。小さく丸い穴から必死に手を伸ばす様子に、人々からは「これは絶対に行きたい!」「かわいすぎる!」「触ってみたい!!」と大好評。
若かりし頃カワウソに似ているといわれていた記者も、当然ながらその様子をひと目みて悶絶しちゃいました。カワウソは川にいるもの、というイメージしかなかったけれど、話題沸騰となった宣伝用の画像をみると、なかなかどうしてカワイイ。これは行くしかな〜い!!
というわけで向かった先は、神奈川・三浦半島の先っぽにある「京急油壺マリンパーク」。
受付を済ませ、さっそくコツメカワウソがいる水槽前に向かってみると……。わあ、いるいる! カワウソが数匹いるー!! カワウソを見てこんなにテンションが上がったのは人生で初めてかもしれない。
カワウソが入っている水槽のとある部分には何か突起物のようなものがあり、「この部位には触れないでね」と張り紙がしてありました。きっとココから手を出してくれるのかも。
しばしカワウソを眺めながら待っていると、スタッフのお姉さんがやって来て、先ほどの張り紙を取りつつ握手会がスタートすることを周囲に告げる。そこへワラワラと集まってくるお客のみなさん。老若男女、誰もがワクワクしているのが伝わってきました。記者もワクワクドキドキ!!
張り紙が貼ってあった部分を見ると、丸くて小さい穴が。すでに何かを期待しているのか、カワウソも穴の近くをウロウロ。なんてサービス精神満載なカワウソなんだろう。
と感心していたら、スタッフのお姉さんが取り出した器に入っていたのは、ぶつ切りの小魚! そうか……カワウソちゃん、これが狙いだったのか!!
一番乗りで、小さな穴を通してご対面することになった記者。勝手がわからずにいると、さきほどの魚のぶつ切りを指でつまんで、その穴からカワウソに渡すのだとお姉さんが説明してくれました。うん、そんな気がしていたけれど、やっぱりそうなのね。
魚を1切れ指で持ち、そろそろと穴に近づけると……。
キ、キターーッ!!!!!
カワウソちゃんが穴に小さい手を入れて、こちら側に向かって「魚くれ」っていってるぅーっ!! 腰ぬけそうなほど、めっちゃかわええぇ……。思わずカワウソに “ちゃん” 付けしちゃうくらい、かわえええええ!!!
魚を渡すと見せかけて、カワウソちゃんの指に触れてみる。ぷ……ぷにぷに……してます。か、か、か、かわいすぎるのです。思いもよらぬカワウソの可愛らしさに、身も心も骨抜きにされてしまいました。ときには指と指が触れ合ったりして、完全に「E.T.」のあの名シーンじゃないの。未知との遭遇しちゃった気分よ!!
よく見るとカワウソの指って、ほっそりして長い! そして指の腹がとてもぷにぷにしています。これまで気づかなかったカワウソの特徴も知ることができますよ。
ちなみにカワウソちゃんにあげたお魚は、生なだけあり、どんなに洗ってもなかなか生臭さがとれないのでした。これもカワウソと触れ合う醍醐味のひとつ、と思えばなんてことないわよ。
AKB48顔負けのアイドル・カワウソちゃんの握手会は、9月13日まで実施されるとのこと。基本は朝の部と昼の部に分かれていて、それぞれ定員は10名(予約制/料金500円・入場料別途)。ちょうど夏休みということもあり、平日でも予約が埋まってしまうことが多いみたい。興味のある方はお早めに問い合わせてみるといいかも!
それにしても、この油壺マリンパークは、コツメカワウソ押しがハンパない。館内の看板に描かれたイラストも中央にデカデカと描かれていたのは、イルカでもペンギンでもアシカでもなく、カワウソでした。もちろんお土産売り場も……。ここまでカワウソ押しをしている水族館は全国探してもココだけかもしれませんよ。一見の価値ありです!
「京急油壺マリンパーク」
住所:神奈川県三浦市三崎町小網代1082
URL: カワウソの指タッチ、魚キャッチ
(写真、文=メル凛子)
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