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あまり日本酒に詳しくない記者が、女子目線でおいしい日本酒をご紹介するこのコーナー。今回は、奈良県吉野町にある美吉野醸造の「南遷(なんせん)」をピックアップ。これまでの日本酒のイメージを覆す、まるで白ワインみたいな日本酒なのです!

日本一の桜名所・吉野山の麓にある美吉野醸造は、「米のうま味」を大切にした酒造りを続ける蔵元。代表銘柄は、創業時より受け継がれてきた清酒「花巴(はなともえ)」です。

蔵元の直売所にお邪魔すると、まさに日本酒といったボトルが並ぶ中に、すらりとモダンな「南遷」のボトルが目に入りました。地元の手すき和紙職人によるラベルもおしゃれです。

なんだか、見た目は白ワインのよう……そして、なんとお味も白ワインのよう!!!!!

まず、とろりとした甘さが広がって、だけど後口はサッパリ。冷やして食前酒として飲むのもいいし、ソーダで割ってもカクテルみたいに楽しめそう。

「南遷」は、奈良県五條市の農家が有機アイガモ農法で育てたお米を100%使用しているそう。美吉野醸造の酒蔵に代々住み着く微生物のみで育てる、無添加山廃仕込みで醸造しているんだって。

伝統製法で醸す、まったく新しい味わいの日本酒ってワケですね! ただ、アルコール度数18%につき、おいしいからとゴクゴク飲むと、めちゃめちゃ酔っぱらっちゃいますけど(笑)。

■店舗情報 『美吉野醸造』
住所:奈良県吉野郡吉野町六田1286
電話:0746-32-3639

(写真・文=夢野うさぎ)
参照元:美吉野醸造

▼「南遷」(500ml)1500円

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