平成最後に、平成元年に醸造された日本酒を飲む……。そんな、お酒が好きな人にとってはたまらないプロジェクトが、クラウドファンディングサイト「Makuake」に登場しています。

グルメ通販サイトのオンワード・マルシェが立ち上げた企画『オンワード・マルシェ Makuake プロジェクト』は、「まだ出会ったことのない “美味しい” を新たに生み出し多くの人に届けたい」という思いのもとに、立ち上がったもの。

その記念すべきプロジェクト第1弾として商品化を目指しているのが、今から30年前に醸された日本酒の熟成酒「平成VINTAGE」なんです。

【30年も熟成したらどうなるの!?】

ブレンドされることなくストレートに味わえる、混じり気のない熟成酒「平成VINTAGE」。これを手がけたのは、厚生労働省の「現代の名工」にも選ばれた、伝説の南部杜氏で現在88歳の菊池幸雄さん。

そして世に送り出すのは、千葉県の「岩瀬酒造」。

気になる味はといいますと、口に含むと、とろりとした口当たりとともに、米の甘さと旨味が広がるとのこと。色は深みのある琥珀色で、抜栓した瞬間にシェリー酒やブランデーにも似た甘美な香りが漂うといいます。

日本酒なのに、琥珀色! しかも香りも、日本酒のイメージと全然違いますよね……!

【数年単位どころではないのでかなり貴重】

ところで……ヴィンテージと聞くと、どうしてもワインやウィスキーが頭に思い浮かんでしまうもの。「正直言って、日本酒にはあまりそういったイメージがない」思ったのは、きっとわたしだけではないはずです。

日本酒には熟成酒の定義はないそうなのですが、その普及と製造技術の向上を目指す「長期熟成酒研究会」では

「満3年以上蔵元で熟成させた、糖類添加酒を除く清酒」

を熟成酒と呼んでいるとのこと。「平成VINTAGE」は、数年どころか30年も酒蔵で熟成させているので、いかに貴重なお酒なのかおわかりいただけるのではないでしょうか。

【2019年2月末までに届きます】

用意されている支援コースは、30年熟成の純米吟醸酒が1本が付いてくる税込み1万3000円から。こちらは先着50名限定ですが、通常価格が1万5000円なのでお得ではないでしょうか。

目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2019年01月30日23時59分までに支払いを完了した時点で、支援が成立。お正月には間に合いませんが、2月末までには届けてくれるそうなので、平成最後の春には飲むことができそうです。

とっておきの宴にはピッタリの日本酒なので、さっそくチェックしてみてはいかがでしょうか。

参照元:Makuake
執筆=田端あんじ (c)Pouch